明るく元気に長期投資

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先週も徳島へ行ってきたが、現地の人々による街を活性化させようとする動きがスピードアップしてきている。

もともとは、地元の活性化は地元の人間が動き、自分たちのお金をつかうことからだと唱えてきた。

よく地方の活性化というと、すぐ企業や観光を誘致しようとする。

だが、それは他人のお金を当てにするもので、そう期待通りには展開してくれない。

企業や観光の誘致で、立派なパンフレットを作成したり、東京へ出張したりで結構な予算を投入する。

その大半が徒労に終わっている。 誘致される方からすると、どこへ行くのも行かないのも自由である。

なのに、どこの地方も企業の誘致や観光客の増加に、ずいぶんと無駄な資金と時間をつかっているわけだ。

一方、徳島のように地元の人間が自分たちで地元を活性化させようと動いてくれると違う。

もうそれだけで、賑やかで明るくなる。 そこへ自分たちのお金をつかうのだから、経済も動き出す。

その回転が、どんどん高まってくるにつれて、より多くの人たちを巻き込んでスパイラル的な拡大に入っていく。

それを見事に実証する形で、徳島の12月のオペラがすごい盛り上がりとなってきている。

チケットは9月はじめに完売となり、早くも来年の公演は2~3回にすると決めた。

市民による合唱隊は80名を大きく超え、そこへ地元のバレーやダンスをやっているチームが加わってきた。

助演などを加えると150名ほどの人々が、本番に向けての特訓に必死な自分を楽しんでいる。

合唱は月2回の全体訓練と、遅れている人たちは自主的な個別レッスンに勤しんでいる。

バレーやダンスのチームは、遅れてスタートしたから、いまは週3~5回の特訓に追われているが、それを皆で楽しんでいる。

その合い間に、軽い会話で長期の株式投資の話が出たりすると、「自分もやっておこうと思っていた」と、話がやたらと早い。

皆が積極的かつ前向きになっているから、「そうなんだ、長期投資するといいんだ」と、素直に共鳴してくれる。

これも、ずっと本物を求めるぞといってきたから、本物に対しては素直に納得してくれる。

以前から、徳島の仲間たちと「徳島を長期投資の街にしよう」といってきた。

その方向で、徳島の人々の意識というか行動が爆発しかかっている。 そういった実感がする。