お金の価値は下がっていくぞ、そこでの資産形成とは?

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日本がバブル崩壊後30年にわたって経験したデフレ現象下では、お金の価値はたしかに高かった。

95年9月からの超低金利政策によって、預貯金の利子は雀の涙ほどにもならなくなったが、それでも十分に財産防衛となった。

いま、コロナ問題で世界経済は戦後最大のマイナス成長下で、デフレ現象を唱える専門家は多い。

ということは、日本の失われた30年間に学んで、預貯金中心で生活設計と資産防衛を図るべきか?

はっきり言っておこう、最悪の結果を招くのは間違いない。 考えるだけでも、背筋が寒くなる。

そもそも、日本は預貯金中心で正解だったという人は多いが、なんのプラスにもなっていないのだ。 財産づくりどころではなかった。

この30年間で、新興国はもちろんだが、米国やEUの経済でも2倍以上になっている。 国民の所得も2倍以上だ。

その間、ひとり日本経済だけがジリ貧にあえぎ、国民の所得も増えていない。 そんな中での、お金の価値とやらだ。

まったくを持って、とるに足らない財産づくりといえよう。 ちなみに、さわかみファンドを購入していたならば、話は違う。

この21年間でも、ならすと年4%前後にまわっている。 財産は2倍強だ。 30年間でみれば、3.2倍の計算となる。

さて、ここからが本論である。 いま世界は前代未聞の規模の資金供給に走っている。

財政支出の急拡大を賄うべく、各国は大量に国債を発行をしているが、それを中央銀行が買い支える図式となっている。

大量の資金供給は、お金の価値を下げることである。 中央銀行による財政ファイナンスは、将来インフレの種まきである。

たとえ現時点ではデフレ懸念をいうかもしれないが、お金の価値はどんどん下がっていく方向にあるのは、誰も否定できまい。

となると、預貯金中心の財産づくりなんて、まったくの論外である。 ゼロ金利で、なおかつ価値が下がっていくのだ。

おそらく5年以内に、歴然たる結果に人々はさらされよう。 預貯金オンリーの人たちは幻滅で声も出ないだろう。

機関投資家のディーリング運用や、中途半端な投資商品のほとんどは吹っ飛んでいよう。

どうしたらいい? 価値の高まっていくものに資産をシフトしておくことだ。 つまり、長期の株式投資で生産価値を買っておこう。

お金の価値はどんどん下がっていく中での財産づくりは、多くの人たちにとって未体験の世界となる。

そのあたりを見据えている、さわかみファンドは、ひとり輝いているだろう? まあ、見ていてください。