週明けのNY市場は、また600ドル以上も下げ、4営業日続落で2017年9月以来の安値をつけた。
市場関係者や機関投資家の間では、弱気相場入りしたと判断する側へ急傾斜していっている。
マーケットつまり相場に飛び込むをもって投資としている人達からすると、弱気になるのも至極当然である。
なにしろ、株価全般がストーンストーンと下げている。 買って儲かる雰囲気ではない。
もちろん、売りで値ざやを抜こうとする連中からすると、絶好の稼ぎ時である。
とはいえ、これだけストーンストーンと下げると、案外と売れないもの。 いつ何時、急反転するか知れたものではないから。
まあ、こんな具合で相場に飛び込んでいって儲けようとする投資家たちは、身動きが取れない状態にはまってしまっている。
こうなってくると、長期投資家の出番である。 なにしろ、ここまでの下げで株価全般はやたらと安くなっている。
ダウ平均株価でいっても、1年3か月ぶりの安値である。 買っておかない理由はない。
そうはいうが、景気後退懸念で企業収益も悪化する? 利益予想が下方修正される懸念がある? だから、決して割安でない?
マーケットを追いかける連中からすると、見事なる「ここは買えない」の理由づけであろう。
長期投資は、そういったのすべて無視でいい。 そもそも、目先の業績悪化など長期投資家の眼中にはないのだから。
買いの根拠は? 長期で応援したいと思う企業のビジネスは、株価が上がろうと下がろうとお構いなしで続いているではないか。
ひたすら人々の生活を支えようと日夜頑張ってくれている。 そういった企業を応援しようとするのが長期投資である。
株価が大きく下がったくらいで、尻すぼみするなど長期投資家の名折れとおもうべし。
人々の生活は続いているし、そこに応援企業の収益チャンスはあり続ける。 つまり、投資価値は高まっていく方向にあるのだ。
そういった企業を応援しようとするのに、ただ株価が下がっただけで狼狽するなら、長期投資を語る資格はない。
いつもの繰り返しだが、個別株を選別投資するのが難しいのなら、さわかみファンドを購入してもらいたい。
1兆円でも2兆円でも軍資金を入れてもらえたら、思う存分の応援投資をやってのけられる。