明日からイタリアへ

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さわかみオペラ財団が主催するイタリア・オペラ・ツアーは毎年好評で、今年はシチリア特集。

タオルミーナやパレルモなどをまわってくる。 シチリアはイタリアの中でも独自の文化を誇っている。

古代から地中海文明の要衝として、ギリシャ・クレタ・イスラム・スペイン・北アフリカの文化が流れ込んで、ひとつになっている。

ハイライトは、6月19日、パレルモのマッシモ歌劇場でのオペラ鑑賞と、その後のレセプション。

ゴッドファーザー第3編の舞台となった、あの歌劇場だ。 ウィーン歌劇場、パリのオペラ座と並び、世界3大オペラハウスの一つ。

19日は、午後2時からヨーロッパで修業しているウチの歌手6名のオーディション、18時半からはボックス席でオペラ鑑賞、そしてレセプションとくる。

オーディションは、現在イタリア中心に研修しているウチの歌手14名のうち、実力をつけてきている6名がマッシモ歌劇場で役をもらえるかどうかの真剣勝負。

レセプションは、まさに夜の文化。 オペラの感動に酔いしれて、歌手や指揮者、演奏家や歌劇場総裁などと一緒にワインや軽食を楽しむもの。

翌20日はローマに入って、とある有名なお庭でお茶会があって、その後バティカンで公式ディナー。

この2日間は、参加する女性20数名のほとんどが着物なので、現地で大きな話題となる。

その後は、フィレンツエ・パルマ・ミラノを経て帰国へ。 一部は、トリエステまで足を延ばして、23日に主役を歌うテノールの武井基治を応援に。

結構きらびやかなイタリア・ツアーとなるが、その真の目的は「豊かな生き方って、どんなものだろう」を肌で感じてみようだ。

イタリアで「こういうのって、いいなあ」と思うのは、人々それぞれが人生を楽しんでいるところ。

他人を羨ましがらない。 貧しくても、貧しいなりに人生を楽しんでいる。 金持ちを見ても、どうってことない。

それよりも家族や友人たちと、いかに楽しく毎日を送っていくかだ。 お金や物質的な豊かさがすべてではない。

ねたみや嫉み、羨ましがりといったものからは程遠い生活をしている。 そんなイタリア人たちに接することで、こちらの心も軽くなる。

幸い、われわれはツアー中に、お金持ち層とも、貧しい人たちとも交流できる。

心豊かな生き方って、どんなものかをたっぷりと味わってくるつもりだ。

次回の長期投資家日記は、6月26日となります。