表記の新著が日経新聞社から出版され、4月上旬から半ばまでには書店の店頭へ。 来週の月曜日に最終のゲラチェックをして、すぐ印刷所にまわる。
先週の土曜日曜に集中して書いたのはいいが、結果的には360ページほどになってしまった。 俺の集中力もまんざらではないなと自画自賛したものの、慌てたのは日経の編集部である。
あちらでは、営業部門が新著は230ページ前後の想定で準備してきた。 価格も1500円に設定していたので、100数10ページもオーバーでは予定が狂ってしまう。
急遽、日経の編集担当と話し合って、もう時間もないので以下の方向で妥協した。 先ず、草刈が担当した部分の4万字強は、そのまま残すことにした。
自分の書いた7万字を大きく上回る部分は、泣く泣く大幅削除とした。 50問の質問を設定し、それに対し2~3ページをあてて、長期投資家の立場からの考えを書いた。
その50問を40問に切り捨てることにしたのだ。 大いに残念ではあるが、世界の金融バブル崩壊の後始末はまだ進んでいない、それがいつ火を噴くか知れないといった辺りは、別の機会にしっかり書くことにした。
他にもいくつかの項目を圧縮したうえで、活字の大きさを1ポイント下げ、1行の字数を39文字から41字に増やした。 活字が小さくなって、1ページの行数が増えた分、ちょっと読みづらいものになった嫌いは否めない。
しかし、それだけ盛り沢山な内容と思ってもらえるとありがたい。 いつも著作を脱稿した後になって、あれも書きたかった、これも抜けていたと、書き残しが気になって仕方がないもの。
ところが、今回は5分の1も切り捨てたこともあって、書き残し感は少ない。 その意味では、まあいいかと妙な納得感がある。
そうはいうものの、長期投資の良さはそう簡単に書き切れるものでない。 そこを埋めるのが、セミナーでの質疑応答である。 質問者や会場の皆さんの顔をみながら、できるだけわかりやすく説明できる。
明日28日は、高松市で東証のプラス YOU セミナー。 10時~12時、サンポートホール高松で。 翌29日は町田市で個人のアレンジャー主催のセミナーが、10時~12時で開催される。 よろしければどうぞご参加ください。 とりわけ、四国の高松市は会場も広いので、ふるって来場ください。