活性化とは、自分から動くこと

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 世の中を見渡すに、あるいは身の回りでも、活力にあふれているところと、どうも元気ないよなと思えるところとが、はっきり別れている。

 よくいわれるのが、東京は地方に比べ仕事も多いし給料も高いから元気一杯でしょうと。 その東京においても、仕事やら時間やらに追われ疲れきった顔していて、とてもじゃないが活力のかけらも感じられない人が意外と多い。

 それでも、地方の人からしてみれば東京は仕事も多いし金まわりがいいから、なんだかんだ言っても食っていけて羨ましいと映る。 ところが、東京では生活コストが高いから、結構ピーピーの暮らしを余儀なくされることもよくある話。

 そんな中、お金はそれほどなくても元気一杯の人たちをみるに、経済や社会の活力とはこういうことなんだろうと、思わず嬉しくなってくる。 そういう人たちは皆、”生きていくということは、自分で生活の糧を求めて自分から動くことだ” で、毎日を生きている。

 生活の糧を求めてでも何でも構わないが、自助の意識で自分から動けば、そのまま活力となっていく。 これは経済活動の原点であり、そういった自助の行動が集まって社会の活力となっていく。

 今年も、あとわずか。 仕事納めを前に、そして正月休みの間にでも、自分の毎日の生き方についてじっくり考えてみよう。 そして、新年からは活力にあふれた生活パターンに切り替えるのだ。 

 たとえば、日々の生活を振り返ってみるに、ただ給料のためだけではないだろうが、それでも漫然と会社に通っているに近いといった感じはないだろうか? そういった人たちの集団は、通勤時の混雑ぶりこそすさまじいが、活力にあふれている社会というのとは違う。

 ほんのちょっと気持ちを切り替えるだけだ、驚くほど違ってくる。 新年に向けて、自助の意識を高めて活力ある経済や社会をつくっていこうではないか。