すごい反発力

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昨日は、いろいろな会議に引きずりまわされてブログ書けず、ゴメンなさい。

世界の株式市場の戻し、気持ちいいね。

まだ、この先どんな展開になっていくのか神のみぞ知るところだが、

日本株市場もすこしは海外のダイナミックさをまねしてほしいもの。

ちょっと楽観的なこと書こう。

チュニジアにしてもエジプトにしても、民主化要求の背景に失業や貧困化の問題がある。

さらにその奥の背景には、世界の経済成長がある。

世界中あちこちでより豊かな生活を求めて成長志向を高めているのに、

自分たちは取り残されているといった不満が爆発して、

民主化要求のデモにつながっている面が強いように思われる。

政治や宗教あるいは民族間の対立というよりは、

経済格差拡大に我慢できないといった

生活防衛的な民衆の願望が民主化要求になっているとすれば、面白い。

そのエネルギーは、社会インフラなどの破壊には向かわず、

生活基盤はじめ経済建設の方へ集中して行ってくれるはず。

出遅れていたり取り残されていたりしていた人々が、

すこしでも豊かな生活を求めて前向きに動き出せば、世界経済はより健全な成長を期待できる。

さらに言えば、タリバンなどイスラム原理主義者たちの多くも、

どうにもならない貧困から過激な行動に走っている面も否定できない。

世界の貧困問題の解決も、つまるところは経済である。

どこの国や地域でも経済成長に邁進しているが、

そのスピード以上に所得格差が広がっているところに問題がある。

それが独裁政治の下、

一部の層が富を占有しているとなれば民衆が暴動に走っても、おかしくはない。

貧困問題をどう解消していくかは、政治問題であるが経済問題でもある。

われわれの訴える長期投資は、政治は横へおいておいて、

一人でも多くの生活者が自分たちのお金を経済の拡大再生産にまわしてやることに専念する。

生活者が自分の意思と将来への願望を、

自分のお金に託すわけだから一部の既得権層を利するようなことにはならない。

社会全体が豊かになる方向で、お金が働いてくれて経済のパイが大きくなれば、

低所得層といわれる人々にも成長の分配は行き渡るというもの。