マイナス金利? どうってことないよ!

Browse By

     【広告】さわかみグループが支援した映画「ザ・テノール」のDVDが1月28日に発売! あの感動をぜひもう一度!! 特典映像には、ベー・チェチョルさんの全盛期から病気の瞬間、復帰、現在までの実際の映像を収録。 必見です。 http://scpshop.jp/

 昨日から、マイナス金利が導入された。 新聞などでは、預金の金利(利子)もマイナスになるのか、いやそこまではいかないとか、あれこれ書かれている。

 われわれ長期投資家は、ここまでのゼロ金利でも無視してきたから、マイナス金利になったところで、別にどうってことないよの一言。

 どっちにしたって、金利収入がゼロ同然かゼロかの違いでしかなく、得るものなど何もないのだから。 無視というか、一刻も早く預貯金からの離脱を図ることしか考えられない。

 長期投資家にとっては、マイナス金利はおろか低金利時に資金を預貯金や債券で運用なんてあり得ないこと。 低金利時に、預貯金で低利の利息収入を嘆いたり、債券を買って将来の値下がりリスクを抱え込むといった、合理性に欠けた投資行動など論外である。

 それよりも、たとえば先週末には東証1部上場銘柄の予想配当利回りが2.3%にも高まった。 そちらを買った方が、よほど投資妙味が大きい。

 実際、今週に入ってから株価は大きく戻している。 どうして戻すのか? ふたつの理由からだ。 ひとつは売られ過ぎた株式の買い戻しで、相場では毎度の話。

 ここまで叩き売られると、さすがに売り物が減っていく。 場合によっては、売りが出尽くしてしまう。 そうなると、相場は放っておいても自然に反騰する。

 そこで慌てるのが、売りを仕掛けてきた連中である。 担ぎ上げられる前に、売りを手仕舞おうとする。 つまり、彼らが大慌てで買いを入れるから、相場は急反騰する。

 もうひとつが、預貯金などからの資金の流入が株価を押し上げることになる。 こちらは、これからが大いに楽しみである。

 さすがにマイナス金利となってくれば、どれほど預貯金にカンカチコンで生きてきた日本人でも、もう少しましな利殖を考えましょうとなろう。

 その時、株価が大きく売られた後の反騰相場に入っていると、案外と大きな資金シフトが発生するもの。 つまり、株式市場への資金流入だ。

 預貯金から株式への資金シフトが徐々に高まっていってくれると、株価はじわじわと上昇し、それが更なる預貯金マネーの株買いを呼び込む好循環となっていく。

 希望的観測で言っているわけではない。 よく考えてもらいたいのは、それが一番の合理的な投資行動なのだ。

 だから、われわれ長期投資家はずっと株式投資オンリーでやってきたわけだ。 そして、いよいよ預貯金マネーの株式市場への続々たる新規参入を待ち受けることになる。

 これから、おもしろくなってくると思うよ。