政府と日銀は、円高と株安に対応した経済政策と追加の金融緩和措置を発表した。
まだそんな甘っちょろい状況判断と優柔不断な対応しかできないのと、
市場は即座に失望という判断を下した。
一般的に、お役人の仕事には責任意識と時間間隔がなく、
言われたり決められたことをダラダラと進めるだけといわれている。
日本の政治家がやっていることは、まったくをもって役所仕事の域でしかない。
円高や株安だからという目先的な危機感ではない。
日本経済をどうして行くのかはっきりした方向性と具体的なビジョンを、
一刻も早く打ち出し断固たる実行が問われているのだ。
政治とは、そういったもののはず。
こんな時こそ、清掃や権力闘争に明け暮れるのではなく、
10年20年先までを読み込んだ政策を世に問う本物の政治家の出番。
もうそろそろ政治屋が引っ込んで、
政治家らしいでなく政治家が躍り出てきてもらいたいものだ。