凄い値幅で上がったり下がったり

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最近の株式市場をみていると、米国でも日本でもびっくりするほどの値幅で株価が変動している。

NY市場では数100ドル単位の株価上昇や下落が、もう普通の光景となっている。

日本株市場においても、日経平均株価で1000円幅の上下変動が当たり前のように繰り返されている。

それだけ株式市場に流入している資金の量が大きくなっているのだろう。

果たして、この現象はマーケットに流入しているマネーの資金量だけなんだろうか?

おそらくだが、世界の投資家の同質化が、この現象を引き起こしていると思われる。

投資家の同質化? マーケットは本来、多種多様な投資家が自由気ままにそれぞれの利益を追求するところ。

当然のことながら、千差万別の価値観が流れ込んで来て、買いや売りの意思表示を思うがままに繰り返す。

個々の投資家による飽くなき自己利益追求の買いや売りが入り乱れて、時々刻々の株価変動となっていく。

となれば、株価変動も千差万別の買いや売りが交差して、上がったり下がったりを激しく繰り返すはず。

なのに、最近のNY市場では、どどっと数100ドル噴き上がったり、ドサッと下がったりしている。

日本でも、いとも簡単に1000円幅の上げを演じたり、ストーンと下がったりする。

このなんとも単純な株価上下変動現象は、投資家が同質化しているからとしか説明できまい。

投資家それぞれが自己の投資判断と利益計算に基づいての、買いや売りのマーケット参加ではない。

どの投資家も自分の投資判断は横へ置いて、ひたすらマーケット動向についていこうとする。

世界の機関投資家の大半が、まさにそれである。 音楽が鳴っている間は、踊りを止めれれないで、ただただマーケットについていく。

巨額の資金を運用する機関投資家たちが自分の投資判断など棄てて、マーケットについていくを運用としているわけだ。

投資運用ではなく、単なるマーケット追随者たちの巨大な塊(かたまり)、それが世界の機関投資家運用の現実である。

この現象は、まだまだ続く? いや、ある日、突然終わる。 空前のカネ余りが続いているというのに?

いくら株価が上昇しているといっても、それは数字が大きくなっているだけのこと。 中身はなんにもない。

つまり、バブルだ。 どこかで泡に対する現実が突き刺さってくると、泡は瞬時に弾け飛ぶ。

実体経済から大きくかけ離れた株価など、泡のごとく吹き飛んでしまうだろう。

ようやく、われわれ本格派の長期投資家からすると、まともなマーケットに戻ってくれるわけだ。

その時を楽しみに待とう。