日本株市場は大きく下げている。 日経平均株価でいうと、2700円を超す大幅下げだ。
以前なら、株式市場に緊張感が走っているところ。 とんでもない下げ幅だと大騒ぎだ。
ところが、最近は1000円とか2000円幅の上げや下げが、ひんぱんになっている。
それで、投資家も市場関係者も、今朝の2700円を超す下げに、まったくといっていいほど神経を尖らせていない。
そもそも、日経平均株価でいうと、4万円超えから7万円台にまで、あっという間だった。
ごく短期間に3万円幅の平均株価上昇が実現した後だから、2000円や3000円幅の下げなんて誤差範囲みたいなもの。
余裕しゃくしゃく。 そんなところが、投資家全般や市場関係者たちの共通認識といって良かろう。
まあ、相場のことは神のみぞ知るの世界。 この先どんな展開となっていくか知れないが、興味津々である。
興味津々? そう、投資家たちや市場関係者たちが、どんな心理変化をみせ、どんな行動をするかだ。
7万円台にまで一気に駆け上がったはいいが、その後62,000円台をウロウロしていると、おもしろくなる。
ウロウロの期間が長くなるにつれて、投資家心理は微妙に変わっていく。
当初は、12~13%幅も下がったのだ、そろそろ買いに入ろうという考えが、まだまだ主流である。
ところが、時間が経つにつれて、この上昇相場は72,000円台で天井を打ったかも。
そういった見方がどんどん強まってくる。 つれて、さらなる買いよりも、戻り売りを狙う向きが多くなる。
62,000円台にまで下がった現在、こんなところで売るのは口惜しい。 どこか、大きく戻ったところで売ろう。
そんな感じで、投資家心理が戻り売りに大きく傾いてくると、相場はさして戻らなくなる。
相場の戻りが鈍くなってくるにつれ、一刻も早く見切り売りに入った方がいいと考える投資家が増えだす。
つれて、そこから先は62,000円台の維持どころか、その水準を割り込む度合いがひんぱんになっていく。
そして、どこかで相場は大崩れを始める。 本格的な下げのはじまりだ。
といっても、一気に大暴落というよりも、大きくドスーンと下げては、そこでしばらく揉み合いを続ける。
そして、再度ドスーンと下げるを繰り返す展開となっていって、最終的には奈落の底へ。
ここまで買って買いまくってきた株式市場だ、想像もつかないほどの下げも覚悟しておこう。
われわれ本格派の長期投資家からすると、ずっと前からバブル買いから離れていたので、痛くも痒くもない。
のんびりと、大バーゲンハンティングの時を待とう。
