世界的にみて凄まじい勢いで、AI(人工知能)化の波が押し寄せている。
事務処理のみならず物流など経済活動全般において、相当に多くの分野でAI化が進んできた。
日々の生活から学術分野に至るまで、報告書作成から論文検索などにもAI化は急速に浸透している。
それに応じようと、世界中でデータセンターの拡充が急ピッチで進められている。
世界の名だたるハイテク企業による天文学的な金額の投資プランが次々と建設に移されている。
データセンターには不可欠と、半導体やメモリーそして電力供給の需要も急増の一途。
関連企業はすさまじいばかりの需要増加に追われる一方で、信じられないほどの好業績を享受している。
株式市場では、それらのどれもが買い材料と囃したてて、大活況を呈している。
どう見ても、バブル化の道をひた走っているというしかない。 そして、いつか破裂する。
たしかにAI化は時代の流れで、さらにさらに進化していくのかもしれない。
それによって、経済活動全般に効率化や低コスト化が進み、人々の生活にも大いに貢献しよう。
ただしだ、すべてが万々歳の方向へ一直線で走っていくということにはならないだろう。
早い話、半導体やメモリーの需要急増で供給が追い付かず価格が高騰している。
供給ネックや価格高騰に対し、いつ経済合理性のブレーキがかかってもおかしくない。
また、データセンター向けの電力供給や冷却水の調達も、そう簡単には進まない。
いまはたしかに、AI化だそれ行けどんどんで湧き上がっているが、どこでバブルに穴が開くか知れたものではない。
その時は、真っ先に株式市場が売り一色の反応を示そう。 これまで買って買いまくってきた反動売りだ。
関連企業の株価の大幅安が発端となって、AI関連の巨額投資に対する資金調達にも狂いが出てくる。
それが半導体やメモリーなどの需要予測の急減となって、株価の下落をさらに加速させる展開となろう。
株式市場では、半導体やメモリー関連バブルの崩壊と大騒ぎしよう。 AI熱も一気に冷める。
もちろん、今後もおそらく世界のAI化の流れは止まることなく進んでいくのだろう。
ただ、もっと穏やかな展開となっていこう。 生き残る関連企業も明確になってくる。
そのあたりからだ、われわれ本格派の長期投資家がおもむろに買いはじめていくのは。
