金価格の値動きが激しくなってきた。
1オンス1900ドル台に乗せたと思いきや、昨日は100ドル以上の大幅下げとなった。
世界の投機筋にとっても、判断に苦しむ段階に入ってきたのだろう。
金融バブル崩壊の後始末がまだまだ道半ばで、
先進国の大手金融機関は肥大化しすぎたバランスシートの圧縮に四苦八苦しており、
各国中央政府も銀行救済でやはり過剰に膨れ上げた債務問題に身動き取れなくなっている。
その弱みを突くことで、これまでは好き放題に売りを仕掛けて荒稼ぎしてこれた。
その一方で、金を買い持ちすることで投機のバランスをとってきた。
その金が2000ドル目前まで上昇してしまうと、金の買い持ちそのものが、
別の投機筋に狙われかねない。
さて、この先どう判断するか。
もっとも、投機筋は状況の変化に対して次々と新しい仕掛けをしてくるから、
この先どんな展開となるのか興味津々である。
そんな中、世界的に見て株価がやたらと魅力的になってきているのも、
彼らは見逃さないだろう。
いつ、株買いを仕掛けてくるか楽しみである。
明日は予定がやたら詰まっているので、ブログはお休みとさせていただきます。