北朝鮮と韓国との砲撃戦

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 朝方はどうなるかと緊張気味だった日本株市場だが、

 韓国市場の戻りをみてほっとしたような相場展開となってきている。

 まあ、この先どのような動きとなっていくのかは神のみぞ知るところで、

 あれこれ詮索して時間を無駄にしたくはない。

 

 われわれ長期投資家は、

 政治や経済それに社会現象などで大きな変動や不安要因が発生するたびに、

 とにかく原点から物事を考えようとする。

 原点といっても簡単なこと。

 どんな事態に陥っても変わらないものは何かを常に念頭においておくことだ。

 

 それは、人々の生活である。

 現在、地球上に69億人が毎日の生活を送っている。

 69億人が毎日飲んだり食べてり着たりする、

 そしてそれを企業の生産や供給活動が支えている。

 これは厳然たる事実であり、

 どんなことが起こっても変わらない、

 いってみれば経済の原点である。

 たとえは悪いが、

 仮に1億人が亡くなるような異常事態が発生したとしても、

 残りの68億人の毎日の生活は何の変わりもなく続けられているわけだ。

 つまり、世界経済が壊滅的な打撃をこうむることなどになりはしない。

 

 ところが、大きな不安や混乱が発生すると、

 マスコミや株価は決まって過剰反応する。

 マスコミは今起こっている事態を報道するのが仕事だから、

 しばしば世の終わりといった表現をする。

 それを見て、投資家は損したくない反応が真っ先に出るから、

 ここは持ち株を売っておこうとなってしまう。

 そういったときの投資家心理は、

 冷静な価値判断そっちのけで現金確保を優先する。

 

 よほど大きな異常事態にならない限り、

 そういった時にニヤリとかっておける長期投資家は強い。

 さあ、今回はどんな展開となるか?