直販会議

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 今日は3か月ごとに開催している直販8社の経営トップ会議の日。 各社の顧客動向から経営状況まで情報を共有して、今後の戦略をざっくばらんに話し合う場である。 今日は終わった後、新年会をやろうかということになっている。

 直販投信の場合、営業体を使ってとかの積極的な販売活動はやっていないので、今後の戦略といっても ”どうやって、我々をもっと知ってもらうか” が主たるテーマとなる。 

 実は、どうやって知ってもらうかというのが、直販の我々にとっては悩ましい問題である。 これといって販売網を持っていないから、人目につくチャネルがほとんどない。

 世に知られるとなれば、せいぜいマスコミに取り上げてもらうぐらい。 だが、それはマスコミの都合や広告主などスポンサー次第だから、あまり期待はできない。

 たとえば、ユニオンファンドは設定来5年2カ月になるが、年率13.48%の成績を残している。 年13%強の成績を5年にわたって安定的に出しているファンドなんて、日本でまず聞かない。 すばらしい成績なのに、純資産残高は24億円ほどでしかない。

 世の中の人々がユニオンファンドというすごい投信があるということを知ったら、たちまち200億円とか500億円ぐらいは集まろう。 ユニオンファンドはファンド・オブ・ファンズの形態だから、資金が急に1000億円増えたところで運用に何の支障もきたさない。

 あるいは、さわかみファンドだって2000億円を超す大型投信では抜群の成績を残している。 設定来14年4か月の成績は年率で4.2%と大したことないといわれるかもしれないが、平均株価との差は着実に広がっていて、今や95%も上回っている。

 今後の株価上昇を期待する投資家からみれば、年率4.2%という数字で収まってはいないだろうといった想定すらできる。 年4.2%の成績だって、預貯金の利子0.02%からみれば200倍である。 そう考えると、預貯金マネーが大挙して流れ込んでくれてもおかしくはないのだが。

 戻るが、どうしたら直販ファンドをもっともっと知ってもらうかは、今年の大きなテーマである。 はっきりしていることは、これだけ真面目に一般生活者の財産づくりに取り組んでいて、なおかつ実績も積み上がっている直販ファンドの存在は必ずや口コミで広がっていくはず。

 その口コミがどう爆発的に広がってもらうかだ。 それには、しっかりと成績を出しつつ、我々の存在を地道に訴えていくことだろう。