選挙は終わった、次は行動だ

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 民主党政権から自民党主体の安部政権が生まれることになった。 経済にしても金融にしても、相当に積極的な政策を打ち出してくれると期待されるところ大である。

 そのあたりの注文やコメントは、マスコミはじめエコノミストなど各方面の専門家が、これでもかこれでもかと書いてくれるだろう。 それが彼らの仕事だから、そちらに任せておこう。

 われわれ生活者が考えなくてはならないのは、どんな政権が生まれようと国に頼っていてはいけない、国民一人ひとりが自立自発的な行動を起こさなければならないということだ。 財政の危機的な状況から、国債の発行残高や国の借金まで、ツケはことごとく国民にまわってくる。 ボケーッと他人任せにしておける状態ではない。

 新政権に積極的な財政を期待すればするほど、一時的にしろツケの額は膨れ上がる。 かといって、民主党時代のような経済なにもせずではもっと困る。

 そこで重要になってくるのが、われわれ長期投資家の行動である。 幸い、新政権に対する期待で、株価全般は上昇に転じてきたし、為替も円安に振れている。 この機に、みなで思い切り株を買って、株価上昇の勢いをつけてやろう。

 株価がどんどん上昇していけば、心理効果と資産効果が生じてくる。 株高が個人消費を高めたり企業の拡大投資を誘発し、景気がグーンと上向いてくるのは毎度のこと。 

 新政権の積極策を側面支援できるどころではない。 むしろ、株高がもたらす自然発生的な経済活動の活発化の方が、よほど健全な景気回復になる。 なにしろ、予算の投入の必要のない景気回復なんだから。

 将来のツケまわしをできるだけ少なくするためにも、国民一人ひとりが自分でできる景気回復に向けて行動を起こそうではないか。

 

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