さわかみファンドは、あと3週間で26年の運用実績を誇るファンドとなる。
その26年間で、積み立て投資の成績は年6.4%となっていて、国の経済成長率や預貯金の利子を大きく引き離している。
つまり、一般生活者に向けて26年もの間、立派な財産づくりのお手伝いをしてきたことを誇れる。
しばしばファンド運用で設定来の成績をいうが、これは設定時のマーケット水準によって、かなりのブレが生じる。
ちなみに、よく話題になっている投信の多くが、2008年9月のリーマンショック後に設定されたもの。
どれもこれも、世界的に株価が大きく下がったところで設定された投信ファンドだ。
その後17年間の株価大幅上昇に乗って、どのファンドもご機嫌の設定来成績という数字を訴えられる。
その点、積み立て投資でもって設定来の年平均の成績となると、その間の運用実績をより正確に表してくれる。
そもそも、投信の積み立て投資サービスは、さわかみ投信が世界で初めて導入したもの。
それまで30年近く長期投資をやってきて、投資家顧客にとって長期の財産づくりに最も有効という確信があった。
それで、既存の金融サービスをいくつか組み合わせて、99年11月から投信の積み立て投資サービスを開始したわけだ。
ともあれ、さわかみファンドは26年もの運用実績、それも年6.4%の成績を誇る、日本でも稀有のファンドである。
その間、2000年のITバブル崩壊、01年の同時多発テロ、05年の中国での反日運動、08年のリーマンショック、そして最近のコロナ問題と、多くのマーケット暴落を潜り抜けてきた。
ファンド仲間と呼んでいる、ウチの投資家顧客にとっては、大きな安心感を持ってもらえたはず。
きわめて安定的で再現性の高い運用でもって、長期の財産づくりをお手伝いしてこれた。
この実績は、さわかみファンドとしても誇りであり、われわれ本格派の長期投資家の真骨頂発揮でもある。