先週末のセミナーでも語ったが、
日本人の多くが経済的に不安だ先行きが暗いといっているが、
さてどこまで深刻なのか自分の身の回りをじっくり見回してみたいもの。
もちろん仕事を失った人や、給料が激減した人もおられようから、
ノー天気なことを書くつもりはない。
いまの日本を見るに、1970年代から80年代の英国や米国の人々の生活を思い出す。
経済成熟化で成長率が鈍ってきたところに追い撃ちをかけるかのように、
第一次第二次石油ショックが襲った。
財政赤字がどんどん拡大するなか、
高失業率高インフレで人々の生活水準は急坂を転げ落ちて言った。
食っていくために副業や土日の仕事もいとわずという人々が急増した。
あの当時を実際に見てきた身からは、
日本の現状はまだそれほど酷くはない、いくらでも良くできると強く主張したい。
不安だといって小さくなっているのではなく、
少しでも自助努力を重ねて不安とかを一掃してしまおう。
政治に頼らなくても大丈夫。
日本には国内総生産の1.67倍もの預貯金マネーが家計の手にある。
その一部、5%でも10%でも長期の株式投資にまわしてやれば、
株価が急上昇するのはもちろんのこと、
あっという間に経済活動全般が驚くほどに活発化する。
それで嬉しいのは、われわれ一般生活者である。
給料は増えるし、失業率も下がる。
これを、株価上昇がもたらす資産効果という。