昨日の欧州や米国の株式市場は、
中東問題に端を発する原油高や、スペイン国債の格付け引き下げを嫌気して大きく下げた。
日本はとみれば、いつものやたらなんでも不安の投資家心理で、もう3日ほど下げ続けている。
さあ、読者の皆さん、どうしますかな?
不透明要因が多すぎて、ちょっと身動きが取れない?
民主化要求が世界最大の産油国であるサウジアラビアへも広がる懸念も出てきているので、
ここは事態が落ち着くのを見守った方が賢明?
いろいろ考えたり、慎重な投資に徹するのは、投資家それぞれの自由。
まあ、お好きにやってもらおう。
われわれ長期投資家は、既に大きく下げている株価をみて、どう行動するかしか考えない。
もちろん、この安いところをしっかり買ってやろうということだが。
この先どうなるか不透明だからこそ、株価は先行して下げている。
それは現実であり、不透明でもなんでもない。
その現実に直面してどう行動するかが投資である。
事態が落ち着いてくるにつれて、株価全般あるいは一部なのかは知れないが、
売られすぎの買い戻しが入ってくるもの。
それを待って行動開始なんて遅すぎる。
いつもの繰り返しとなるが、世の中なにがあっても人々の生活はなくなりっこない。
それを支える企業活動も、一時として停滞することは許されない。
そういった企業を応援しようという長期投資だって、
株価が下がったくらいで逃げ腰なんてあり得ないこと。
来週でも3週間先でも構わないが、すばらしい反発高を期待したいですね。