さわかみ投信のオフィスは、
四ッ谷駅から上智大学を経てホテルニューオオタニヘ向かう途中にある。
右側が真田濠といわれるお堀の土手になっている。
土手の上に見事な桜が並んでいる。
先週の火曜日辺りから一本の桜が先発咲きしたのを受け、全体が一部から二部咲きとなってきている。
それで、昨日の日曜日にオフィスでお花見をした。
2階なので、、会議室の目線まっすぐに堂々たる桜が、まだ二咲きながらぱっと迫ってくる。
外は寒いが、オフィスの会議室からなら、最高の眺めとお酒を楽しめる。
と書いてくると、なにをこんな時にと叱られそう。
実は、そこに主眼があって、昨日急遽お花見をやることになったわけだ。
自粛を自粛しようという立て付けで。
いま、世の中は被災地のみなさんの御苦労を思いやってか、
消費をはじめ生活全般に自粛ムードが高まっている。
気持ちはみな一緒だが、それはまずい。
みながお金を使わなかったら、経済活動はどんどん縮小してしまう。
それはそのまま、被災地の復興をお手伝いする日本経済の体力を削ぎ落とすことになる。
経済も社会も、お金を使うことでまわっている。
とにかくお金は使うことだ。
ただし、使い方を工夫することは重要である。
どうかっこよく使うか、一人ひとりの美学が問われると意識したいもの。
昨日のお花見も、日本経済をどう元気にしていくか、
個人それぞれなにができるのかといった話題に終始した。
いつもの本気の勉強会になってしまった、ちょっとお酒を楽しみながら。