FIWA,みんなのお金のアドバイザー協会

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例の2000万円問題もあって、一般生活者の資産形成ニーズが高まってきている。

ちょうど良いタイミングで、完全に独立・忠実な「お金のアドバイザー業務」を職業とする人たちの協会が近く発足する。

日本には、昔からのFP協会をはじめとして、最近ではIFAといった個人向けの資産アドバイザー業が活動をしている。

その実体はといえば、証券など金融機関と提携して、そこの商品を進めるケースがほとんど。

理由は、これまた昔からの「日本人は情報にお金を払おうとしないから、アドバイザー料では食っていけない」だ。

いくら資産形成アドバイスをしても、それはタダと思っている顧客が大半だから、なかなか顧問料収入にはつながらない。

それで、やむを得ず証券会社や保険会社と提携して、そこの売り子となったり、キックバックを得ていたりする。

ほんの一握りのFP達が歯を食いしばって、独立した資産アドバイザーの矜持を保っている。 それが、日本の現状である。

こんな状況では、とてもではないが資産アドバイザーという職業が、社会の認知を高めることなどできない。

そこで、真に顧客の立場に立った資産アドバイザー業を確立しようと、岡本和久さんが表記の特定非営利活動法人を立ち上げた。

岡本さんとは40年近い友人つき合いで、きわめて純度高く「投資運用業のあり様」というものを追い求めてきた、数少ない仲間である。

数少ない? そう、ほとんどの人たちは食っていくためにはと、どこかで当初の志をまげて、われわれの眼前から消えていってしまう。

上にも書いた、ほんの一握りの人たちだけだ。 いつまでも青くさく、儲からない投資運用アドバイスで、もがき苦しんでいるのは。

そんな数少ない仲間が立ち上げたFIWAだが、あまり表には出ず影の応援に徹しようと思っている。

なにしろ、こちらは「さわかみファンドの発展拡大と社会定着」に、それこそ命を懸けている。

この立場でFIWAの応援はない。 そんなことしたら、FIWAの独立性がいかがわしくなってしまう。

ともあれ、 FIWAのビジョンである「当協会は生活者が経済的束縛から解放され、豊かで幸せな人生を実現できるための支援活動を行う」は、日本にとってすこぶる大事な挑戦となる。

Fiduciary: 忠実なアドバイス

Independent: 利益相反のまったくない独立したアドバイス

Wealth: ライフプランに基づく資産全体のアドバイス

Advisor: 知識、経験、倫理観と行動規範に基づく専業アドバイザー

FIWAの設立記念講演・懇親会が、11月22日(金)に開催される。

問い合わせは、I-Oウエルス・アドバイザーズ(株) info@i-owa.com へ。