さわかみファンドの第１６期が、来週の月曜２４日で終わる。　今日を含めて残るは３営業日だが、なんとか頑張ってより良い運用報告書をお客様にお手届けしたいものだ。

　恨めしいのは、ここへ来ての株価低迷である。　中国株の下落傾向に加え、天津での爆発事故もあり、中国経済のスローダウンを警戒して株価全般が売られ気味。

　いつも書いているように、中国経済の成長率鈍化を嫌って売られなら、長期投資家はどんどん買い増しだ。　ファンド決算とは関係なしに、絶好の買い場は逃さない。

　かりに中国経済の７％成長予想が、６％とか５％に下がったところで、世界第２位の巨大経済が５％強の成長をするのだ。　これは、すごいことである。

　企業にとっては相変わらずの、大きなビジネスチャンスが存在しているわけだ。　当然のことながら、われわれ長期投機家にとっても買い増しの方向に変わりはない。

　上手い具合に、マーケットとメディアが過剰に反応するのは毎度のこと。　中国リスクとかの過剰反応で株価が大きく下げたところは、絶好の買い増しチャンスとなる。

　それはそうなんだが、やはりファンド決算では、できるだけ良い成績をお客様に報告したいと願ってしまう。　すこしでもいい気分で１６期決算を迎えたい思いは、どうにも否定しようがない。

　さあ、残りの３日間で基準価額よ、大きく伸びてくれよな。