米国株市場というか世界の金融マーケットは、緊張度を高めている。
先週のコアウィーヴ社の社債売りに続く信用不安が勃発するとマズイなと、警戒しているわけだ。
これまでの世界の信用膨張は尋常ではなく、総債務残高は365兆ドルに達しているという。(国際金融協会)
世界経済つまり世界GDPの3.3倍にあたる借金を、各国政府・金融機関・企業そして個人が抱え込んでいるという。
それもこれも、世界的なカネ余りによる金融マーケットの拡大に続く拡大膨張があったからのこと。
その中には、株価など金融商品の価格上昇による与信力の高まりも入ってくる。
つまり、投資評価益の急増をいいことにして、それを担保にさらなる投資にのめり込んでいくわけだ。
投資拡大の中には、より高い利回りを求めてジャンク債などへの急傾斜も入ってくる。
あるいは、最近のAI関連で巨大なデータセンターの建設などへの過剰投資ブームに乗っているものもある。
膨大な将来ニーズ予測に乗って、身の丈をはるかに超えた巨額投資に走っている企業も続出している。
凄まじい投資ブームに踊りまくるのはいいが、マネーはどんな時でも冷静さを失わない。
すなわち、信用不安など損失リスクに対しては敏感で、即座に回避行動を取る。
先週コアウイーブ社の信用不安が広まったが、それに続く不安が表面化してくるとなると、緊張感は一気に高まる。
いまは、そういった警戒感が世界のマーケットに充満しているといったところだろう。
ともあれ、コアウイーブ社に続く信用不安が、これからどんどん表面化してくるのは避けられないだろう。
なにしろ、世界的に長期金利など金利水準は上がってきている。
既存の契約を更新する時には、以前よりはるに高い金利コストを要求されるのは間違いない。
それでなくても、ゼロ金利時代に続く過剰なまでの投資拡大ブームに乗ってきた案件ばかりだ。
おそらく、これからは過大な投資にのめり込んできた企業の破綻や、ジャンク債などでのデフォルトが多発しよう。
当然、世界の金融マーケットは大きく売られよう。 超カネ余りバブル高の収斂である。
このあたり、われわれ本格派の長期投資家からすると、ずっと前から読み込んできたこと。
株式市場など世界の金融マーケット全般が暴落しても、むしろ待ってましただ。
もちろん、金融マーケット全体の暴落で、われわれの投資勘定も、ある程度は下がろう。 しかし、その傷は浅い。
なぜなら、いつのマーケット暴落でも、買って買いまくられてきた投資勘定に集中するもの。
われわれからすると、大きく売り込まれるであろう投資勘定は、ほとんど保有していない。
むしろ、大バーゲンハンティングに打って出るタイミング待ちだ。
