昨日、米国ナスダック市場が、およそ1か月ぶりの安値まで急落した。
新興クラウドサービスのコアウィーヴ社の社債価格が急落したのを嫌気した売りが広がったとのこと。
それを受けて、今日の日本株市場も日経平均株価で3000円を超す大幅下げとなった。
相場のことは神のみぞ知るの世界だが、今夜の米国株市場によっては転機となるのかもしれない。
そう、株式市場を中心にして、世界の金融マーケットが、いよいよ買いから売りに転じるのだ。
この10数年、世界的に超のつくほどのカネ余りをいいことに、投資家はすさまじい上昇相場を満喫してきた。
その象徴が、先進国中心にAI関連の投資やデータセンターの建設が、異常なまでに大きなブームとなっていたことだ。
ここでの先行投資に後れを取ったりすると、来るAI時代から脱落してしまうと多くの企業が投資を拡大してきていた。
うまい具合に、超のつくカネ余りがずっと続いてきていた。 それもあって、各社は資金調達に拍車をかけていた。
超カネ余りのおかげで、金利負担もそれほど気にすることなく大型投資に踏み切ってこれたわけだ。
だが、ここへ来ての長期金利の上昇傾向で、大型投資に対する採算不安がほんのちょっぴりと鎌首をもたげてきた。
そんなところで、コアウイーブ社の社債が大きく売られた。 一部企業の信用不安だが、横へ連鎖するのかどうか。
この先どうなっていくのか、いま機関投資家はじめ世界の投資家は神経をピリピリさせていることだろう。
われわれ本格派の長期投資家からすると、別にどうってことない展開である。
ずいぶんと前から、カネ余りバブル高から離れるべしとする投資姿勢を堅持してきた。
それもあって、ここまでガンガンに買われてきた企業への投資ポジションは、そもそも少ない。
したがって、今日のような暴落相場でも機関投資家たちのように大慌てすることもない。
もちろん、われわれの投資勘定も下がってはいるが、そう大きく売られないポートフォリオとなっている。
それ故に、株式市場全体の下げ動向を落ち着いて見守っていられるわけだ。
バーゲンハンティングに出るのは、ちょっと早いが、その準備もできている。
これが、ホンモノの長期投資である。
