さあ、今日から10月、下半期のスタートだ。 ちょうど良い機会だから、長期投資の勉強というものに触れてみよう。 結論から先に言うと、経済とか投資に関してあまり難しい勉強は必要ない。 それよりも、どんな将来を築いていくかのイメージ固めと、そこへ向かって何ができるかの勉強はいくらでも進めたい。
先ず、経済なんてものは人々の毎日の生活が集まったものであり、それを支える生産供給活動とでほとんどが成り立っている。 そして、人は様々な思いや感情を込めながら日々を生きているが、世界中では71億人余の人々が毎日を過ごしているのだ。 そのうごめきを理論化体系化したり統計的にとらえようとしたしたところで、一時の整合性しか持ちえない。
また、時々刻々と織りなされる経済活動だが、現象だけを追いかけると、どんどん変わっていってとらえどころがない。 そのなかで、いつでもどんな状況下でも変わらないものは、毎日飲んだり食べたり着たりの当たり前の生活部分である。 そんなもの、わざわざ分析したり統計処理するまでもない。
次に投資だが、いくら的確にマーケット動向をとらえようとしたところで、てんでバラバラで離合集散を繰り返すマーケット参加者の欲得計算や感情の起伏など読めるはずもない。 要は、安く買って高く売るだけのこと。 どんなに高度に投資の勉強をしようと理論武装しようと、皆が売り逃げに走って安いところで買えなかったら、お話にならない。
一方、長期投資は自分そして子供やも孫たちの将来を築いていくことである。 こんな社会に住みたい、こんな世の中を子供たちに残してやりたいといった夢や思いを、自分のお金に託すのだ。 経済の状況がどうのこうのとか、マーケットの動向がああだこうだよりも、自分が思い描く将来に向かって同じ方向で頑張っている企業を応援する強さと骨太さが求められる。
なにも難しいことではない。 経済の当たり前の部分なんて、そう大きく変わりはしない。 また、この会社がなくなっては困るという企業を応援しようと ”安いところで株式を買っておき、高くなったら売る” を繰り返していくだけで、放っておいてもお金は増えていく。 この単純明快さが長期投資家の真骨頂である。
慣れたら誰でも簡単に長期投資はできる。 できるなら時折でも長期投資仲間が集まって、どんな社会を築いていこうとしているのかとか、こんな世の中だったら良いよねといった意見交換をしたいもの。 それも、あまり現実に捉われることなく、ちょっと青臭い話ができたら最高。
それで、今年もなぜか自然と元気になるパワースポットでもある、ハワイでの勉強会を開催します。 題して、長期投資の先に広がる世界を考えてみよう勉強会。 11月7日(木)の午後、ワイキキビーチのハイアットリージェンシーホテル Hyatt Regency Hotel で3時間ほど。 その後、場所を変えてハワイアンディナー。 参加費は、会場費とディナー代で一人1万円。
参加希望者は、この長期投資家日記ブログへ連絡してください。 そして、ご自分でハワイ旅行のご予約を。