直販投信

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 昨日の勉強会は、珍しく年配の方が出席者の過半だった。 質疑応答の中で、直販の投信はどこで買うのかという質問があった。 どこの銀行あるいは証券に行けば、直販の投信を買えるのかと尋ねられた。 

 直販だから、ホームページなどで直接資料を請求してくださいと答えた。 そこまでは、いつものこと。 そして、こちらは営業目的でセミナーや勉強会をしているわけではないから、後はご自分で探してみてくださいで、次の質問に移ろうとした。 そしたら、どこのホ-ムページなのかを銀行や証券の窓口で訪ねたら教えてもらえるのかと返された。  

 そこで、こちらはグーッと詰まってしまった。 もしかしたら、銀行や証券の窓口で直販の投信にはどんなものがあるのかを教えてもらえるのかもしれない。 しかし、出来れば彼らは自分達が販売している投信を売りたいから、どこまで競争相手の直販投信についてを教えてくれるのかは疑問。

 となると、直販の投信について探すのは、どうすれば良いのか? これって、われわれ直販グループにとっては、意外と大きな問題提起である。 ひとつの解は、直販投信というホームページを作成して、そこへ行けば現在11本ある直販投信の大まかな情報が得られる。 詳細は、それぞれのホームページへのリンクをクリックすればよい。 そういったサービスを準備する必要がある。

 それ以外には、どうやって直販投信についてもっともっと知ってもらえるのか? もちろん、口コミがベストである。 営業や宣伝広告を一切やっていないから、われわれの存在は口コミで広がっていってくれるしかない。 では、どうすれば口コミパワーが全開となるのだろうか?

 やはり、運用成績だ。 その運用成績だが、目先の成績を競って販売につなげようなんて考えは、われわれ直販投資にはない。 本格的な長期投資を展開して、じっくりと財産づくりを進めていく長期保有型の投信ならではの成績の積み上がりを、世の中に提示していきたい。 そして、その姿が口コミで広がっていってもらえると最高である。

 ということは、今しばらく時間がかかりそう。 まあ、大きな波がきかかっているから、意外と早く直販投信への関心が爆発するのかもしれない。 それを楽しみにしよう。

 

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