逃げてもダメ

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 よく売るよなと呆れ顔で書いているのだが、どうも株式市場が盛り上がってこない。 まあ、いろいろな理由で売られているのだが、どれもこれも聞き飽きた悪材料ばかり。 何ひとつ新鮮味のないマスコミ情報に、いちいち下げ反応しているのだ。

 投資家の不安心理ってこんなものなんだろうが、もっと下げそうだ損しそうだという思考回路だけは瞬間に脳裏を走る。 そんなに売られる理由はないとか、売られすぎだよといった判断の余裕は、どこにもない。

 どう反応するかは、投資家それぞれの自由。 ただ、ここで青くなって逃げ惑ったところで、なにが得られるだろうか? 先ず、株を売ったところで、代わりになにを買うのか? 

 こんな時は現金が一番といったところで、タンス預金にしていても増えない。 預貯金に預けても、年0.02%の利子では100万円を2倍の200万円にするのに、3600年もかかる。 それで嬉しいかどうか?

 国債を買う? どうぞお好きにだ。 10年物を買ったところで、年0.8%にしか回らない。 それで十分というのは、いまだけのこと。 どこかで長期金利が上昇に転じてきたら、悪夢となる。 まあ、この40年ほど本格的な金利上昇局面なんてなかったから、債券投資の恐ろしさをほとんどの投資家は皆知らない。 当時は、長期金利が10%を越えていたんだけどね。

 逆に、株式は売られっぱなしだが、ここからの下落リスクと上昇可能性とを見たとき、どちらの方に分があるだろうか? 世界の株式市場がこれだけ売られているということは、株式がらみのバブルはどこにも存在しないことでもある。 

 ここで、株を買っておけば、面白いことになると思うが、読者の皆はどう考えますか?

 来週の月曜は、朝1時間ほど会社で仕事した後に大阪へ向かうので、もしかしたらブログを休みます。

 

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