一般的に投資家は、できるだけ安全な投資でリタ-ンを得たいと願う。
なかには、ノーリスクでハイリターンを狙うといった猛者もいる。
まあ、どんな投資をしようとそれぞれの自由。
好きにやればよい。
どういった投資が安全か、あるいはリスクが多いかといった判断は、
その時々の景気動向や金利水準によって違ってくる。
よく相場水準でリスクが大きくなっているとか言うが、案外と間違いの元である。
相場には、理外の理といった格言もあって、
“もうそろそろ高値と思っていたら、まだまだ上昇余地が残っていた”
なんてことがざらにある。
そこでだ、現時点における安全な投資対象はなんだろうか?
先ず国債だが、米国の10年物で年2.3%の利回り、日本は年1%ちょっと。
逆いうと、債券価格は相当な高値水準にあるわけだ。
かりに、まだまだ買えると強気を張る投資家がいたとしても、ここからの上値余地は限られている。
満期まで保有したところで、上記の利回りにしかならない。
どこまでリスクが大きいかは、それぞれの判断次第。
ただ、投資妙味という観点からは、楽しみはほとんど残っていないのでは。
一方、株式は面白い。
なによりも株価がやたらと安い。
個別企業ベースとはなるが、業績動向も抜群に良い。
いまは、ユーロ不安や米国の債務問題で投資家心理は冷え切っているが、
市場に落ち着きがみられだしたら一気に買いを集める可能性が高い。
そう考えると、銘柄選択さえ適切であれば、株を買うのが一番安心できる。
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さわかみ投信の新社長である黒島光昭が本を出した。
社長就任以前より書き始めていたとのことだが、齟齬はなく内容も面白い。
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