欧米はじめ世界の株価は大きく戻している。
ユーロ危機や米国債の格付け引き下げ問題とかで、
世界はどうなるかといった不安や不透明感が高まり、一時的に大きく売られるのは仕方ない。
しかし、落ち着いて世界中を見渡してみると、どこでも主力企業の業績動向は好調である。
景気減速とか金融不安の懸念は残るものの、
それ以上に売られすぎているといった判断が出てきて不思議ではない。
それで、大きく反発高してきているわけだ。
ひるがえって日本は、もうダラシナイの一言。
下げるときは一人前以上に大きく下がる癖に、
戻しは鈍いというか戻る気もないというか、もうどうにもならない。
もちろん、円高進行といった逆風を持ち出して、買えない理由に挙げることはできよう。
それも、最近は円高をプラス活用している企業が多くなっているというのに、
いまだに円高は日本企業にマイナスと投資家は決め込んでいる。
要するに、投資家がだらしなさ過ぎるのだ。
日本でも、結構多くの企業が明るい見通しを出している。
買えない理由はないのに、株価は大きく売られたままである。
そろそろ今週あたりから大反発してもおかしくないと思うが。
いずれにしても、盆明け頃から夏枯れ相場はいつも収束に向かっていく。
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さわかみ投信の新社長である黒島光昭が本を出した。
社長就任以前より書き始めていたとのことだが、齟齬はなく内容も面白い。
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