昨日の日経平均株価は3000円を超す大幅上昇となった。 ピンポン玉どころの話ではない。
しばしば指摘されるように、日経平均株価に採用されているのは、225社つまり225銘柄だ。
そのうち、たった4銘柄の値上がりが、日経平均株価の上昇分に対し、34%も寄与しているという。
恐ろしく歪んだ平均株価指標となっているわけだ。 たしかに表面的には、日経平均株価は大きく上昇している。
ところが、その陰で株価が下落している企業群は、日経平均株価採用の225社の、なんと35%前後にもなっているのだ。
これでは、どっちを投資判断の指標としていいのか、どの投資家も判断に迷ってしまう。
日経平均株価に採用されているトップ4社を中心に、さらなる値上がりチャンスを追いかけるのか。
それとも、年初から値下がりしている35%の企業群に狙いを定めて、投資を組み立てていこうか。
マスコミや市場関係者たちは、株価大幅上昇を騒ぎまくっている。 それが、彼らの商売だから好きにやってもらおう。
問題は、日本株投資にあたって指標性を失っている日経平均株価を、どれだけ無視できるかだ。
ちなみに、日経平均株価を見ているとバブル株高は、まだまだ続きそうな気配である。
しかし、その横で株価が下落に入っている企業も数多くあるのだ。 さあ、どうしたらいいのか?
われわれ本格派の長期投資家からすると、判断に苦しむこともない。
これだけ株価水準が高まってきているのだ、全般的にはとうてい買いのタイミングではない。
そんな中、よほど大きく下げている株式があるのなら、少しずつ安値を買いに行ってもいい。
しかし、全体戦略としては、のんびりと大きな株価下落や暴落相場を待つの一手である。
バブルも含め、大きく買われた企業は、どこかで必ず大きく売られる。
大きく売られるまで待って、バーゲンハンティングに出動するのだ。
そこからを、次の投資のスタートとしよう。 この投資のリズムを絶対的に守るのが、長期投資の要諦である。
そうはいうが、ずっと上昇相場が続いてきているではないか?
なに、待つのも投資である。 ひたすら我慢強く待つのも、長期投資では欠かせない。
ここまで買って買われてきたのだ、いざ下落となれば相当に大きな暴落相場となる。
買いまくってきた投資家たちは地獄の投げ売りに走ろう。 そこを、おもむろに買い向かうのだ。
もう間もなくと思われるが、その日を楽しみに待とう。
