連休明けの株式市場は、大幅な下げとなっている。 昨日NY市場が急落したのを受けてのもの。
その背景には、中国の不動産大手にデフォルト懸念が高まっているのが挙げられる。
さて、この先どのような展開となっていくのだろうか? 相場のことだから、それこそ神のみぞ知るところである。
どうせなら、このまま一気に崩れてくれた方がいい。 そう、金融バブル崩壊にまで行ってしまって一向に構わない。
それで困るのは、バブルに踊っている人達だけで、一般生活者にはさほど影響はない。
そもそもからして、実体経済から大きくかけ離れて宙を舞っていた金融経済だ。
人々の生活とは無縁なところで跳ねまわっていた金融バブルなど、一刻も早く破裂してくれた方がいい。
たとえ、株価が大暴落したところで、生活者にとって大事な企業のビジネスは相変わらず続いている。
だったら、一体なにを心配しなければならないのか。 われわれの生活は、バブルが崩壊しても続くのだし。
それどころか、一時の暴落症状が収まってくるにつれて、株価だって戻ってくる。 それこそ、V字型の株価上昇だ。
なにしろ、生活者にとって大事な企業なのだ、株価が売られっぱなしなんてありえない。
もっとも、ひたすら史上空前のカネあまりとゼロ金利をいいことに、野放図なビジネス拡大に走ってきたところは右往左往の混乱に陥ろう。
いつも書いているように、巨額の損失や不良債権の山と資産デフレが、バブル当事者に襲い掛かってくる。
そして、すさまじいばかりの淘汰と適者生存の嵐に曝されて、多くが消えていく。
気がついたら、実体経済を中心とした経済に戻っている、そんな展開となっていくだけのこと。
いつもそうだが、バブルなんて終わってみれば、なんの中身もなかったことが分かる。
だから、こんな金融バブルなど、一刻も早く崩れてもらいたいのだ。