さわかみ生マグロ直販クラブが立ち上がって、順調に会員を増やしている。
ありがたいことに、北海道から九州四国地方まで、それこそ全国から会員申し込みが集まっている。
さらに面白いのは、現地の那智勝浦や和歌山県からの入会申し込みも、驚くほど多いことだ。
聞くに、本当に美味しいマグロはみな東京へ行ってしまう。 現地の人は、それを知っている。
それで、新しく始まった生マグロの直販クラブに加入すべしという流れになっているとのこと。 なるほどと、妙な納得をした次第。
6月の終わりに、那智勝浦港からの産地直送も始まった。 第1回のお届けは、いずれも「旨かった」の大評判だった。
すごく、いい感じの展開となってくれている。 これを、なんとしてもスピードアップしたいのだ。
クラブ会員が1万人、3万人と増えてくれれば、それだけ直販の販売数量も大きくなる。
そうなると、天然マグロの浜揚げが多い時など、どうしても安く買い叩かれるのを、こちらが少し高い値段で大量に買い仕込む。
それでもって、漁師さんたちの収入増加に貢献できる。 どんどん廃業していっているのを食い止める一助となるのだ。
また、そうすることによって、一本釣りの延縄漁を守り、美味しい天然マグロをいつまでも食べられるようにしていける。
先ずは、ともあれ天然マグロそれも生マグロの旨さを、実際に味わってもらおう。 それが一番である。
たとえば、トロにしても、どれだけ食べても脂っぽく感じないし、しつこくもない。 ヘルシーそのものである。
食は長期投資と違って、味のすばらしさは即座にわかるし、周りにも伝えていける。
であるならば、定期的にやっている試食・勉強会とは別に、天然マグロを堪能する食事会を開催して、その旨さを実体験してもらうことだ。
ためしに、「マグロの皮の湯引き」「もちマグロの刺身シリーズと、本マグロとの食べ比べ」「海の生ハムサラダ」「本マグロ大トロ姿煮」「メカジキのカツ」「勝浦マグロ尽くし寿司(5種)」のコースを味わってみた。
これだけ豪華な生マグロ食べ尽くしとなると、ちょっと値段は張るが満足度はそれ以上である。
おもしろいのは、そのメニューに沿って3~4種類の横浜ビールをマリアージュさせることだ。
酵母が生きている地ビールと生マグロとくれば、ヘルシーそのものである。
この生マグロ超贅沢コースを定期的に開催して、できるだけ多くの人に天然マグロの旨さを実体験してもらおうと思う。
那智勝浦港から生マグロを直送させることもあって、毎回の参加者を50~70名に限定してやっていくことに。
ご興味あれば、さわかみ財団へお申し込みを。