応援しなくては、されど今ではない

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10都道府県では緊急事態宣言がもう1か月、つまり3月7日まで延長される方向だとか。

飲食店や旅行関連業界をはじめ、多くのビジネスに甚大なるしわ寄せが、まだまだ続くわけだ。

ここは、われわれの日々の生活を守ってくれている企業たちに、なんとしても頑張ってなと熱い応援のエールを送りたいもの。

生活者にとって大事な企業である、できるだけ売り上げに貢献してあげるのが、もちろん一番の応援である。

もう一つは、株主になってあげることだ。 売買益にしか関心がない一般の投資家に代わって、生活者株主の登場だ。

企業にとっては、株式を博打おもちゃの様に売買する連中に代わって、一般消費者という応援株主が登場してくれる。

これはありがたい。 自分たちの本業をしっかり評価してくれて、売上げ貢献のみならず株主となって熱く応援もしてくれるのだ。

ただしだ、生活者投資家あるいは消費者株主の出番は、バブル株高が続いているいま現在ではない。

いまは機関投資家を含め、カネあまりバブルに踊り狂っている連中が、マーケットの内外で暴れまくっている。

幸い株価も高いから、企業にとってもバクチ投資家たちの跋扈するがままに放置しておける。

とはいえ、もうそう遠くない将来に、現行の金融バブルが大崩れに入ってきたら、話は別である。

バクチ投資家たちは、眼の色を変えて売ってくる。 運用のプロとか言っている機関投資家も、蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う。

そこから先だ、われわれ生活者投資家の出番は。 バクチ投資家連中が損切りと売り逃げで、手当たり次第で売ってきている。

売って現金化できるものなら何でもということで、どんな株式でもお構いなしで売り叩いてくる。

生活者にとって大事な企業だろとなんだろうと、もう情け容赦もなにもない。

そういった暴落局面でこそ、自社株を敢然と買ってくれる生活者投資家の登場が、ものをいう。

企業にとっては、なんともありがたい投資家の登場である。 ボロボロの安値を買ってくれるからだけではない。

株主の構成が変わるのだ。 売買益しか興味ないバクチ投資家に代わって、生活者投資家が株主となってくれる。

自社のビジネスを熱く応援してくれている一般消費者が、応援株主にもなってくれているではないか。

これは、実にありがたい応援である。 安心し、思い切り自社のビジネスに励める。

そう、もう間もなくである、われわれ生活者投資家が一斉に企業を応援に入るのは。

それが、本格的な長期投資というものだ。