さわかみファンドを10年以上お持ちのお客様を順にご案内して、長いお付き合いに感謝すると同時に今後も一層頑張って参りますの意思表示をさせてもらおうという企画が今年から始まった。
さしあたって今年は、2001年3月までに長期運用船さわかみ丸に乗船いただいた方々を対象に、全国各地10都市で延べ13回の感謝会を開催させていただくことになった。
ここまで、先々週の週末は札幌そして仙台からはじまり、先週末は東京2回と松本とで、合計5回の感謝会を催させてもらった。 どこの会場でも、やって良かった来年もその後もずっとやろうと意を強くした次第である。
なによりも、お運びくださったお客様のすべてと、長年の戦友みたいに打ち解けて歓談できたことが素晴らしい。 今回は初年度で、13年以上さわかみ丸に乗船いただいてこられた方々ばかり。
一口に13年といっても、その間にもいろいろあった。 基準価額が瞬間8000円を割ったことも、その後の大きな戻りで2万円を超えたことも。 リーマンショックに代表される世界の金融バブル崩壊でもう一度売られて、最近になってようやく1万8000円台を回復と、大荒れの海の乗り切ってきた。
もう戦友というしかない、苦しんだり喜んだりの思いのつながりが、懇親会で肌感覚で伝わってくる。 これぞ本格的な長期投資仲間であり、直販の醍醐味だよなと心底から嬉しさがこみ上げてきた。
まだ今年は8回の感謝会が残っているが、全国各地の長期投資仲間にお目にかかれるというよりも、戦友に再開するような楽しみである。 それが来年も再来年も続くと考えると、ゾクゾクしてくる。
この企画を担当し万全の準備をしてくれてきた担当スタッフはもちろんのこと、感謝会を手伝いたいと集まってきた社員の面々にとっても、意義深いものとなっている。 なにしろ、自分たちの社歴を超えてさわかみ丸に乗船されてこられたお客様と、じかにお話しさせていただけるのだから。 こんな機会はそうあるものではない。
ともあれ、感謝会でもお話ししたように、さわかみファンドの挑戦はまだ道半ばもいいところ。 運用成績はもちろんのこと、長期投資で良い世の中をつくっていくことも、ファンド仲間の皆様にカッコ良いお金持ちになっていただくことも、どんどんピッチを上げていきたい。
それがあってこそ、さわかみファンドの一つのカルチャーとなっていくであろう10年の感謝会に、骨太さと重みが備わってくるというもの。
明日は、ヴィレッジ候補地の視察のため、長期投資家日記はお休みです。