現場の仕事はできる限り次の世代に任せようという体制にしてから1年半。 とりわけ今年に入ってからは、さわかみ投信の現場仕事は完全にといえるほどまでに手が離れた。
もちろん、運用その他あらゆる分野で、うちの哲学や経営理念をどんどん高めてくれているか、後ろから厳しく見守ってはいるが。 それと、月次レポートの作成や月次報告書の封入作業は欠かさず続けている。
そんな中、ちょっぴりさびしいのは企業の工場訪問も運用の方に任せてしまったから、こちらの出番がなくなったこと。 なにしろ、企業の製造現場にお邪魔するのは最大の楽しみだったからね。
今日は例外で、久しぶりの工場訪問にこれから出かけるところ。 これは、ファンド仲間の皆様と一緒に、われわれの応援企業さんの工場を訪問しようという企画。 通常の企業 IR が業績動向などに焦点が当たるのとは違って、企業さんの現場ではどんな仕事をされているかを学ばせてもらおうというもの。
数字ではなく現場感覚で企業をもっと知ろうとするのは、長期投資で不可欠の作業である。 それを、ファンド仲間の皆さんと一緒にやろうじゃないかというのが、さわかみ投信が数年前から力を入れている企画である。
ファンド仲間の皆さんもお出でになるのだから、俺も行かなくっちゃと経営陣に認めさせて、今日の久しぶりの工場訪問となった。 子供の頃の遠足のようなワクワク感で、さあ出発だ。