連休も明けたぞ

Browse By

 さあ、これから5月の仕事が本格化するぞ、そんな感じの連休明けを迎えた人も多いでしょう。 こちらも、あっという間の連休が終わってみたら、やりたいことがやたらと溜まっている。 今日から、また忙しくなりそうだ。

 忙しいというのは、あまりよくない表現らしい。 なにしろ、忙しいは心をなくすという字だから、ただただ馬車馬のように慌ただしく毎日を過ごすだけ。 もっと人間らしさを取り戻しなさいという教えなんだろう。

 まあ、こちら馬車馬まではいかなくとも、やりたいことが次から次へと湧き出してくるのだから、どうにもならない。 誰になんと言われようと、忙しいというしかない。 せいぜいの慰めは、どれもこれも自分からやりたいと思うことで、あくまでも自分が主体であることだろう。

 自分が主体だから、やらされ感などこれっぽっちもない。 やりたいからやるのであって、これは誰も止められない。 もちろん、誰かの評価を期待してとかの利害損得の計算もない。

 大事なのは、やりっぱなしの無責任はあり得ないということだ。 世の中のためにこんなことをやりたいというのが、そもそもの動機である。 だからといって、ちょこちょこと世の中を騒がせて、その挙げ句の尻切れトンボではお話にならない。 やる以上は、なんでも本気で取り組まなければならない。

 そうはいっても、こちらの独りよがりでは世の中に受け入れられない。 やはり、世の中に良かれという思いや、おもしろい社会をつくっていこうという意思がどれだけ本物か、それが常に問われるわけだ。

 さわかみグループも、本格的な長期投資の良さを一般家庭にお届けしようと設定された投信から始まって、いろいろな分野に活動範囲が広がってきている。 なかでも、㈱ソーシャルキャピタル・プロダクションは社会の人的、資金的、歴史的、文化的な資本を如何に高め有機的に結び付けていくかを、その事業目的であり社会的挑戦としている。

 これなど、言うは易しである。 具体的に何をどうしていくんかよとなると、毎日の一つ一つが真剣勝負となる。 たとえば、インベスターズ TV という無料のネットテレビ放送がそうだ。 コマーシャルもスポンサーもなしの、完全にこちらからの一方的な発信である。 世の中の本物を発掘しては、世に広く知ってもらいたいという思いで始まったもの。 そういっている我々の本物度が常に問われているわけだ。 その上で、事業収益を上げていこうというのだから、まさに全力の挑戦である。

 また、さわかみ一般財団の活動も広がっている。 こちらは世の中に良かれと思う方向で一方的にお金を使っていくわけだが、これまた難しい挑戦である。 われわれ自身の社会意識はもちろんのこと、人間としての品格や美意識といったものを前面に出しながら、世の中にお金をまわさせてもらうことになる。

 もう、おわかりでしょう。 さわかみグループの様々な活動が、大きな輪となってつながっている。 このつながりを広げていくことで、しっとりとしてはいるものの活力あふれる社会を築いていけるはず。

 それが広い広い意味での長期投資なんだ。 そこに住むのは、われわれであり子供や孫たちである。 より良い社会の建設に向けて、どれだけ人的エネルギーや資金を投入しても構わないだろう。 そう考えると、本当やりたいことが山ほど出てきてしまう。