人生とは、教育とは、すっきりした生き方とは、そんな青臭いテーマの勉強会をやった。 日曜日の午後、それも3時間半にわたる勉強会だったが、予定した40人のほぼ全員が来られた。
もともとは長期投資の勉強会なんだが、長期投資で経済的自立の道を固めて行った先を、いろいろイメージしてみたいという声が高まってきた。 それで、ちょっとその辺りを集中的にやってみようかということになったもの。 ためしにやってみたものの、想像以上の方々が高い関心を持って集まってくれた。
いつも書いている通り、長期投資は銭ゲバとは違う。 いい世の中を築いていくためにお金をまわしてやるものだ。 願いとするいい世の中づくりを少しずつ実現していくとしても、そこに住むわれわれのレベルが低かったら話にならない。 やはり、仏作って魂入れずではないが、中身が追いつかなかったらお粗末なものになってしまう。
もっと言えば、長期投資なんてやることをやっておけば、お金がしっかり働いてくれる。 願いとする世の中づくりも、それぞれの財産づくりも、ちゃんと後からついてくる。 やることといっても難しいことではない。 いい世の中づくりに欠かせない企業を熱く応援すべく、今のような皆が売っているような時に、その企業の株式を買っておくことだ。 買った後は市場がガンガン買ってくるまでのんびりと待つだけ。
したがって、本物の長期投資家になればなるほど暇を持て余す。 実は、その暇な間こそ、自分を磨くときなのだ。 自分はどんな生き方をしていくのか、どのような社会を子ども達に残してやりたいのか、等々を徹底的に追求する。 そこには、生き様の美しさとか人間としての品格とか、青臭いことが目白押しとなる。 そういった勉強を重ねれば重ねるほど、逆説的ながら長期投資の精度も上がっていく。
そんなわけで、長期投資の先の勉強はどんどんやって行きたいところ。 いつものセミナーでも、ちょっとずつ青臭いことを織り込んではいたが、はじめから青臭い勉強会と銘打ったのは昨日が初めてだった。 予想をはるかに超えて盛り上がってくれたので、これからも頻度を高めてやっていこうと思う。
そこでだ、11月にハワイでこういった青臭い勉強会を大々的にやってみようと思う。 長期投資のああだこうだは前もって日本でやっておいて、その先の青臭いところをハワイの地でやるのだ。 ハワイという気持ちがふわーと広がり、心もやわらかく和む大自然のなかで、いろいろな束縛を離れて思い切り青臭い時間を持ってみるのも悪くはない。
11月の半ば頃にやります。 8月には詳細を固めるので、皆さんもどうぞ参加してください。
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本の紹介です。電子書籍版で、スッと読めるボリュームに抑えています。 さわかみ投信現社長の黒島の本も合せてご紹介します。ちなみに、黒島の本は紙媒体も用意しております。
澤上篤人「お金をまわして日本を元気にさせよう」
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黒島光昭「特許物語」
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