あまり政治のことは書きたくないが、
次の内閣は経済の分かる人達によって運営してもらいたいものだ。
経済が分かるといっても、官僚的にとか学者的にとかの意味ではない。
多くの学者先生は海外の論文を引用しては専門的な知識をひけらかせてくれるが、
どちらかというと議論のためのものだ。
理論的にはおっしゃる通りかも知れないが、といった感じのものばかり。
あるいは、経済通といわれる政治家で相も変わらず国による予算ばら撒きしか念頭にない方々も、
お引取り願いたいものだ。
たしかに、昔だったら公共投資などによる経済波及効果も高かったかもしれないが、
成熟経済の日本ではほとんど効果はない。
せいぜい、利権がらみのところへ利益誘導するぐらいのものでしかない。
いま日本で必要なのは、経済を生き物のように捕らえるセンスであろう。
理論はどうでも良いから、今すぐにでも動ける人達をとにかく動かしてやることだ。
新しく力強い動きが出てくれば、それに同調する動きが必ず出てくるもの。
このダイナミズムをを誘引することで、経済活動なんてものはいくらでも活発化していく。
具体的には、大幅な規制緩和と減税を断行して、民間サイドに事業意欲を高めさせるのだ。
企業や個人事業家にとっては、自由にビジネス進出できる環境があって、
そこから得られ利益の多くを手にできるというのであれば、もうためらうことなく動き出す。
知恵と工夫そしてスピードで、新しい富をどんどん築いていける。
うまい具合に、民間には資金が有り余っている。
進取の気質に富んだ企業や個人が、自分の資金を投入して新しいビジネスに挑戦していくのだ。
いくらだってビジネスを拡大できる。
この動きが高まってくれば、日本経済は放っておいても元気になっていく。
もちろん国の税収入も高まるから、
大幅な減税をしたところで3年から5年もすれば、お釣りがついて戻ってくる。
誰にとっても文句はないはず。
これだけの事やるのに、理論も専門的な知識も要らないだろう。
要は、断固としてやるかどうかだ。
それこそが政治だろう。
明日のインベスターズTVの生放送は、どんな内容になるだろうか?
20時からなので、ぜひご覧ください。
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