一般論ではあるが、起業するときに男性がやるのと女性とでは大きな違いがある。
男の場合は、どうも形にこだわりすぎる面が強い。
事業を始めるにあたっては、先ず資本を集める目途を立てる。
次に組織作りに入る。
社長は自分が勤めるとしても、
営業はだれ経理はだれ、事務方に何人ぐらい必要かといった具合に、
会社組織としての陣容を整えようとする。
会社設立前から、もう既に相当な固定費が発生してしまっているが、
それが事業スタートにあたっての必要事項と考える。
はじめから事業を大きくスタートさせてしまうこともあって、
男がやる事業は採算に乗ってくるまでが大変である。
なんとか事業開始に漕ぎ着けたとしても、はじめから順調に売り上げが立つ保証なんて何処にもない。
世に出たばかりの企業なんてだれも信用しないから、
商売を軌道に乗せていくのに相当な困難が待ち構えている。
時間はどんどんたっていく。
その間、コストだけは確実に積み上がっていき、資本はみるみる食われてしまう。
このままだと運転資金が足らなくなってしまう、増資を考えなくてはとなる。
さして事業実績も上がっていない赤ちゃん企業が資金難だからといって、
はいそうですかと増資に応じてくれる人はまずいない。
かくして、その企業はコスト高、事業ジリ貧と資金難の三重苦に喘ぐことになる。
一方、女性の場合はやりたい事を始めることがなによりも優先する。
当然、自分がやりたいのだから自分一人で先ず始めてしまう。
これなら、コストはかからない。
一人でもお客さんがつけば、もう満足もいいところ。
二人め三人めとなれば、もう天下を取ったような気分になる。
事業経営者が明るくニコニコしていると、不思議なことに世の中はそちらへ引き付けられていく。
お金は明るくにぎやかなところに、
儲けのにおいを嗅ぎ取るものと昔からいわれているが、まさにその通りだろう。
かくして、女性が始めた小さな事業は少しずつ拡大の道を歩み始める。
にぎやかに楽しくやっている事業だから
集まってくるスタッフたちも根が明るい人達が多くなって当然だろう。
理想的なビジネス拡大の循環に入っていく。
すべてがこの通りとはいわないが、実際に良くある2種類の経営パターンを紹介した。
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