節電機器の台頭

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中部電力の浜岡原発が運転停止となった。

これで、東電の関東全域に続き中部地方も、この夏の電力不足を警戒しなければならなくなってきた。

 

それに対し、自動車業界は電力需要が比較的低めの土曜日曜を操業日とし、

代わりに木曜金曜日を休みとする方針を固めた。

また、個別の企業レベルで一日の始業を早めるサマータイムを導入するところも出てきた。

 

企業や産業界の省エネ対応は素早いし、

これからもいろいろなアイデアがどんどん出てくるのは間違いない。

停電やら計画停電で生産に影響が及べば競争に負けてしまう。

そんなのはご免蒙りたいと思えば、自助の対応を進めるしかない。

 

本来なら、政治がもっともっと対応策を打ち出すべきところ。

たとえば、全面的なサマータイム制度を導入して毎日の活動を1時間早めてやれば、

明るいうちに家事や仕事を始めるからそれだけ節電が可能となる。

サマータイムの制度は世界各国でも導入されており、むしろ日本が出遅れているだけのこと。

なぜ、やらないのだろう?

 

そんななか、長期投資家が関心を高めておきたいのは、

自家発電用の電源や節電など省エネ機器の分野で、

驚くほどの技術開発と革新が進むであろうということだ。

今回の原発事故で電力不足が深刻化したことが契機となって、

産業界はもちろん一般家庭でも自前の電力調達と省エネを真剣に考えるようになった。

 

それは、膨大な規模のビジネスニーズの台頭であり、

多くの企業にとってはとんでもないチャンスでもある。

電機業界をはじめ、

いろいろな業界でびっくりするような新製品が飛び出してくるであろうことは容易に想像できる。

個別企業の研究開発動向に注目しよう。

 

本日夜、恒例のインベスターズTVに生出演します。

よろしかったらどうぞ。

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