投資とは将来を築いて行くこと、

 それに向かって資金を投入する経済行動である。

 早い話、このビジネスは大きくなるぞと思えるや、

 そこへ資金を大量投入して大きな利益を確保してやろうということだ。

 ということは、

 どんな儲けチャンスに資金を投入するのか確りと狙いを定めて、

 初めて行動に移るのは当たり前もいいところ。

 適当にお金を投入して金儲けができるなんて、誰も考えない。

 ところが、

 株式投資となると不思議なことに銘柄選択が意外と適当なのだ。

 こう書くと、みなキョトンとするかもしれないが、

 多くの投資家は意外と安易な銘柄選択で株を買っている。

 たとえば、セミナー会場で儲かりそうな株ない？といった質問をよく受ける。

 これなんぞ、適当な投資の典型である。

 本当に儲かりそうな投資案件など、だれがべらべらしゃべるものか。

 また、そんなピカピカ情報など気楽に教えてもらえると思うなんて、

 大あまもいいところ。

 表現はきついが、甘っちょろい銘柄選択で株式投資しようとしているから、

 多くの投資家は腹の据わった買いができないのだ。

 儲かりそうな株ないのと、

 アリクイの様に鼻をピクピクさせているだけでは、

 とてもではないが下げ相場で買い出動などできない。

 まあ、相場動向がまだほんのちょっとだが強くなりかかっているので、

 しばらくは儲かりそうな銘柄ありませんかでも構わないかもしれない。

 しかし、

 上昇相場の初期段階で初押しや2押しの局面は最高の買いタイミングとなる。

 そこで問われるのは、銘柄選択力である。