昨日の急落の反動か、今朝の日本株市場というか日経平均株価は大きく戻している。
それをみるに、昨日の3000円を超す大幅下げは、ただの冷や水だったのかと思いたくもなる。
驚いたのは、昨日のNY株式市場でAI関連などハイテク株が多いナスダック市場は鈍い反応だった。
それに対し、ダウ工業35種平均株価が500ドルを超す上昇となった。
ハイテク株がこけても、買える株はいくらでもあるぞといった急反発ぶりだ。
まだまだ株価はいくらでも上がるぞといった地合いの強さを、嫌というほど見せつけてくれたわけだ。
同時に、リスク回避の動きで買いは米国債にも向かった。 それで、長期債利回りは少し下がった。
米国での投資意欲の強さを見せつけられるにつれ、マーケットの上昇はまだまだ続くと思いたくもなる。
さあ、どうなることか? 今夜そして来週の米国株市場が、どんな展開となるか。 それ次第である。
注視していたいのは、プライベートクレジットなどノンバンク融資が今後どうなっていくかだ。
かなり前から、銀行融資を上回る規模にまで膨らんできていた世界のノンバンク融資。
各国の金融当局の眼が届かない資金の流れが、それほどまでに巨大化しているのだ。
それが、プライベートクレジットとかプライベートエクイティと呼ばれる投資勘定である。
元の資金の出どころは、より有利な利回りを求めて止まない年金や保険会社そして富裕層の資金である。
それが、プライベートエクイティとか呼ばれる投資勘定として、投資ファンドなどに向かっていた。
より有利な利回りを求めるということは、よりリスクの大きい投資対象に資金が向かうわけだ。
リスクの多い? 好例がジャンク債と呼ばれる、格付けの低いつまり信用度の低い発行体による社債などだ。
信用度の低い発行体、すなわち経営基盤の弱い企業などで、金利上昇局面にからきし弱い。
そういった発行体の中には、AI関連の急成長企業などの一部も入ってくる。
将来の急成長を夢みて大量の資金を供給しているが、資金の出し手たちはリスクには敏感である。
ましてや、金融当局の眼が届いていない投資案件への融資である。
昨日のコアウィーヴ社ではないが、ちょっとでも信用リスクが高まれば、資金回収を急ぎたくなる。
そういったプライベートエクイティなどでの資金回収つまり現金化の流れが高まれば、売りがパッと広がる。
最近の長期金利の上昇は、ジャンク債などへの黄信号であって、いつどこで売りの連鎖が始まるか要警戒である。
どちらにしても、カネ余りバブル高が崩れるのは時間の問題だろう。
