さわかみグループの一員として、「お金をまわそう基金」という公益財団がある。
子ども、スポーツ、伝統文化や技術、それに地域社会活性化といった分野で、社会的な活動をしている団体が一杯ある。
そういったNPOや社団法人の活動を世に知らしめては、広く世の中から寄付を集めて、お届けする。
普通、寄付の団体では、寄付金額から運営費などの経費を差し引く。
そのため、10万円を寄付しても、寄付先に届くのは、9万円前後となってしまう。
なかには、寄付を集めるための宣伝活動を大々的にやっているところもある。
そんな寄付団体などでは、自分の10万円の一体いくらが、寄付先に届けられているのかと思わさせられる。
たしかに素晴らしい活動をやってくれているが、寄付集めの経費にまわされるの経費のお付き合いは御免である。
その点、お金をまわそう基金では、10万円の寄付は10万円まるまる、助成先に届けられる。
基金の運営費などは、さわかみグループからの助成でもって賄うから、寄付者にとっても安心である。
ここで、もっと大きな安心を説明したい。 お金をまわそう基金の助成先は、小粒な団体が多い。
ごく身近なところで、こんな活動をしてくれているのかと、人間の優しさをひしひしと感じさせられる。
そういったNPOや社団法人が、地味ながらも頭の下がるような社会活動で頑張ってくれている。
自分がやれるかといったら、とてもあそこまではできない。 ありがたいことだと、頭が下がるばかり。
そんな活動の数々に接すると、こちらとしては寄付でもって、お手伝いさせてもらうしかない。
もっともっと寄付させてもらおう。 12月は寄付月間だから、いつもよりも気合を入れてとなってくる。
実は、まだ先があるのだ。 お金をまわそう基金では、NPOや社団法人などの団体にしか助成できない。
ところが、NPOや社団法人といった助成申請ができる団体にまで、たどり着かない活動が山ほどあるのだ。
どれも小粒で、しかし活動そのものは超のつくほどの忙しさで頑張ってくれている。
そういった活動に対しては、団体の組成からはじまって助成申請ができるまでを、なんとかお手伝いできないものか。
そこまで手が回るようになると、お金をまわそう基金の活動はグーンと跳ね上がる。
人間の世界だ、いろいろな問題が社会の片隅に、それこそ山ほどある。
それらに対し、見て見ぬふりはできない、なにかお手伝いしたいといった人間としての優しさは尊い。
寄付月間だ、お金をまわそう基金のHPを覗いてもらって、しっかり考えてみたいところである。
