東日本大震災で企業の業績見通しが不透明から下方修正の方向へシフトしつつある。
それを受けて、株価全般は売られがちとなっている。
いつもなら、円安を好感して日本の投資家がドドッと買い群がるところだが、
大地震の被害と原発事故でびくびく心理が蔓延しているのか、どうしても売り先行となる。
こうなると、われわれのような長期投資家しか動けない。
そもそも行動パターンが違う。
目先の業績動向など、はじめから無視しているし、株価が下がれば買うことしか考えない。
これからも当ブログで繰り返し書くことになるが、長期の株式投資は株主になることである。
間違えても、株価を追いかけて値ざや取りに走るものではない。
だから、震災復興で必死に頑張っている企業の株が売られたら、
よっしゃ任せておけと応援の買いを入れるのは当然のこと。
業績見通し下方修正の可能性がある?
これだけの災害の後だ、
いまは業績どころか被災地復興と日本経済の再生が、なによりも優先される。
目先の投資採算などはじいている時ではない。
とにかく応援だ。
災害復興が成って、日本経済に元気が戻れば、企業の収益も回復してくる。
長期投資のリターンも自然と積み上がってくるだけのこと。
いまは目先の利益など無視、自分だけ安全地帯に逃れようなんてセコイ収益計算もなしでいこう。
それでこそ、本物の長期投資家になっていけるというものだ。