最近は若い人たち中心に、本を読まなくなった、長い文章を読むのが苦手になってきている。 よく、そう指摘される。
代わって、スマホの画面に集中する時間が加速度的に長くなっている。
じっくり自分の頭をつかって考えるよりも、スマホで検索すればいいんじゃないのの世代だ。
そういった若い人たちに投資を始めてもらうには、どうしたら良いのだろうか?
運用ビジネスに携わる人間にとっても、マスコミにとっても、悩ましい問題となってきている。
株価変動を追いかけて、デイトレーディングをするならまだしも、投資となるとスマホ画面でパッパという具合にはいかない。
とりわけ、長期投資ともなると時間軸が違い過ぎる。 スマホ検索で一般的な理解を求めるのではなく、将来価値を読み込まなくてはならない。
その上で、安い時に買っておいて、値上がりしてくるのをのんびり待ちましょうだ。 スマホ世代にとっては別世界の話に聞こえるだろう。
それでも、若いうちから長期投資をやっておいた方がいいのは間違いない。 なにしろ、長期投資の財産づくりで、なによりも欲しいのは時間なのだから。
では、どうしたら良のか? スマホ画面にかじりついている人たちを、どう長期投資に誘導したら良いのか?
このまま放っておいて、彼ら彼女らが長期投資の必要性を自覚するまで待つ?
それも、ひとつの考え方だが、50歳代になってようやく気付くのでは、ちょっと遅い。 そこまでの時間がもったいない。
では、若い人たちで、長期投資をはじめた人達からの口コミで、まわりに広がっていくのを期待するか?
おそらく、これが王道だろう。 そう、既に長期投資を始めた人たちに、もっともっと長期投資の良さと凄さを知ってもらうのだ。
彼ら彼女らの納得度が高くなればなるほど、その笑顔を乗せた口コミ効果は重みを増す。
そう考えると、直販でやっているわれわれは、すごく強い立場にいることになる。
長期投資顧客と直接な接点を持っているのだから、その強みを生かさない手はない。