ちょっとした会話でよく出てくるのが、
“投資とかを考えているのだが、そのうちと思いながらずるずる先延ばしにしてしまっている”
といったコメントだ。
投資しようと思っているが、まだ始めていないという人は意外と多い。
それに対しては、
投資教育を進めることが大事というのが、市場関係者の間では一般的な見解となっている。
投資初心者が知っておくべき基本を、きちんと教育しようということだ。
考え方としては正統と思う。
しかし、ほとんどの人々は投資教育の手前にいるのではなかろうか。
きちんと投資教育を受けて、投資していきましょうという人なら、もう何らかの投資を始めているはず。
問題は、その一歩か半歩手前で踏ん切りがつかずにいる人々だ。
投資は怖い、博打のようなリスクを感じて、どうしても手を出せないといった人々だ。
そういった人々に対しては、実際の成功モデルが身近なところで見えてくるのが一番。
“なんだ、あいつでも投資で財産づくりできるのか” といった言葉が出てきだしたら早い。
彼(彼女)ができるのなら、自分にだってできないはずがないとなるのは、もう眼に見えている。
世の中、百聞は一見に如かず。
長期投資の成功モデルを身近で実感してもらえるようになれば、
投資教育とかいっている前に人々の方から、自分もやってみようと動き出す。
その意味では、われわれ長期投資を訴える直販投信の社会的な意義は大きいし、
先行モデルを世に提示していく責任は重い。
一般の人々が安心し信頼して虎の子資金を預けてくれる投信があれば、
投資教育がどうのこうの言う前に、だれでも1万円から投信を買いはじめることができる。
スポットで買ってもいいし、毎月一定額を積み立て購入しても良い。
本当なら、いまの様なジリ貧と低迷相場が続いている間に、
長期保有型の直販投信を目一杯買ってもらえるのが理想。
将来の楽しみがどれだけ大きいか、最高の経験ができると思う。
残念ながら、どこもまだこれといった実績を世に示していないので、
安心し信頼してどんどん買ってもらえる段階には至っていない。
まさに、鶏と卵の関係にある。
実績はまだこれからだが、思い切って長期保有型の投信を買ってもらって、
いま行動した結果の成功モデルを世に提示したいものだ。