良いお年を!

Browse By

今年も、今日で仕事納め。 バタバタやっているうちに、あっという間の1年間だった。

世界のマーケットを眺めるに、相変わらずのカネ余りで、まだまだ買い上がりたいという空気がプンプンする。

しかし、これまで相当に買い上げてきたこともあって、どこも上値は重くなってきている。

さすがに、NY市場ではダウ工業30種平均株価やナスダック指数は最高値を更新してはいる。

とはいえ、最高値更新といっても一部の銘柄に引っ張られてのもので、株式市場全体でみると値動きは重くなっている。

そんな中、新年の20日には、トランプ氏が米国大統領としての第2期政権に入る。

すごい過激発言を連発しているが、どこまで思い付きを実行するのかは、それこそ思いもよらぬというしかない。

いろいろな報道をみるに、世界的なインフレは不可避といった見解が多い。

インフレということは、金利上昇も避けられず、それは世界のマーケットにとってはマイナス要因となる。

一貫した政策理念もなく、思い付きでもって米国第1主義を推し進めていって、そこへ金利上昇だ。

それらは、どれもこれも、カネ余りバブル高を冷やす方向に作用するはず。

ずっと以前から唱えてきた世界の金融マーケットの大暴落だが、いよいよだなと感じられる。

大暴落などありえないという向きにとっても、世界の金融マーケット全般が高値圏にあるのは否定できまい。

ということは、いつかどこかで、大きなガラが襲ってくるのは自然の流れである。

大きなガラが突然に襲ってきても慌てることないよう、対処の手は打っておきたい。

そして、ガラの大きさによるが、どこかで反転買いに入っていく準備も怠れない。

なにがあっても、世界経済も世界のマーケットも続いていく。

どんな環境になっても資産を守りつつ、殖やしていくのが、長期投資の王道である。

どうぞ、皆さん良いお年を!