直販クラブ会員、どうやって増やしていこうか

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ホンモノの良さは、実体験してもらって、初めてわかってもらえる。

生マグロの直販がスタートしたが、まだ直販クラブ会員は200名ちょっとといったところ。

6月の後半から会員登録を開始しただけなので、順調な立ち上がりといえなくもない。

それに、第1回の注文受け付けで昨日あたりからご自宅に生マグロが到着しだしている。

なにはともあれ、その旨さを堪能してもらうことだ。 それも、自宅で味わっていただく。

これは旨い、価格もビックリするほど手ごろで価値ある買い物だ、という評判が広がってくれるのは時間の問題と期待している。

といっても、それは口コミで高評価が広がっていく程度のペースでしかない。

こちらとしては、できるだけ早く直販クラブ会員を1万人、3万人と増やしていきたい。

理由は簡単で、延縄漁による天然マグロの一本釣りにこだわる那智勝浦港の活性化に貢献したいからだ。

広い海を回遊するマグロだ、浜揚げの多い時もあれば、さっぱり揚がらない時もある。

浜揚げの多い時は、やたらと買い叩かれるから、漁師さんにとっては大した収入にならない。

それほど揚がらないと、収入そのものが少なく、漁師さんの生活は苦しい。

その点、われわれの直販クラブ会員が多くなり、大量に購入できるようになると図式が違ってくる。

マグロの浜揚げが多い時などで、やたら買い叩かれる前に、われわれがどんどん競り落とす。

それでもって、漁師さんの収入増につなげ、こちらも比較的安価で大量のマグロを仕入れることができる。

それを、直接に消費者へお届けすれば、その旨さと価格は大いに受けるのは間違いない。

生産者も消費者も、お互いにハッピーとなる。 まさに、持続性ある地産地消である。

この生マグロの直販ビジネスが大きく発展すれば、それだけマグロ資源を大事にする人たちの収入は安定する。

那智勝浦をはじめとした地域経済の活性化や、後継者難という問題もクリアしていけるはずである。

このプロジェクト、成功するのは見えている。 なにしろ、生マグロの旨さが最強の味方なんだから。

願わくは、どれだけスピードを上げるかだ。