昨日、那智勝浦町の町長室で記者会見をやって、4月17日(土)のコンサートを正式発表した。
日頃は海からあがったマグロのセリをする市場を、当日は臨時のオペラ舞台に仕立てる。
そこで、オペラの有名なアリアを中心に、日本の歌も本物のオペラ歌手が歌うとこんな風になるといったものも披露する。
那智勝浦町の皆さんにとっては初めての機会となるし、魚のセリ市場でのオペラコンサートなんて世界でも例がない。
記者さんからは、ちょっと面食らったのか、そんなことができるのかといった質問が次々と飛び出した。
できるのかではなく、やってしまいましょうよ。 それで町中が盛り上がりましょうよという方向で、記者さんたちには納得をいただいた。
町の活性化という意味では、コロナ感染抑止で万全の体制を講じながらも、東京や大阪そして徳島など県外からの観光客は大歓迎。
われわれ来訪客は、コンサート後に生マグロの解体レセプションが決まっている。 それも、楽しみの一つ。
どうせなら、でき得る限り町の人たちも巻き込んだレセプションにしたいと、強く念を押しておいた。
コンサートやオペラで感動の余韻が残るのは、聴衆も歌手や演奏家も同じ。
ならば、しばし感動の余韻に浸ろうじゃないか。 ということで、ウチは毎回かならずレセプションをやっている。
今回も、コロナ禍ではあるが、できれば町の人たちも混ざったレセプションで、大いに盛り上がりたい。
ちょっと前まで舞台で輝いていた歌手や演奏家たちが、すぐ隣で一緒に酒を飲んで語り合う。
こういう楽しみの文化を、町の人たちにも味わってもらいたい。 絶対、病みつきとなる。
また、それが来年以降の生マグロ市場コンサートの拡大発展につながっていくことになる。
われわれ県外からの参加者には、レセプション後に温泉で一泊。 翌朝は再び市場で、豪華なマグロ丼の朝飯。
その後、那智大社と那智の大滝を見学して、帰路は伊勢神宮に参拝して東京へ。
結構盛りだくさんの週末で、交通費を含めすべて出来上がりで一人49,800円と、すごく割安に仕上げた。
皆さん、よろしければどうぞ、さわかみオペラ財団に申し込んでください。