ありがたいことに、12月7日(月)の生マグロ勉強会と試食&即売会、すごい反応で明日にも満員御礼となりそう。
コロナ感染防止もあり、参加人数を90名に絞ったこともあり、残りの方々は次回のご案内ということに。
那智勝浦港には魚を一網打尽にする巻き網漁の船は入ってこず、すべてマグロ一本釣りの延縄漁で頑張っている。
手間やコストがかかり、漁師さんたちの高齢化や後継者問題が、以前から大きな問題となってきた。
であるならば、マグロを傷めずかつマグロ資源の保全にもつながる延縄漁を、今後もずっと続けてもらうためにも安定的な販路を築いていけばいい。
そこで、さわかみ生マグロ直販クラブを立ち上げることに。 この仕組みは、地産地消を徹底するところがみそである。
すなわち、那智勝浦のマグロ漁業を守るため頑張っている脇口水産に、浜揚げの多い時を中心にマグロをどんどん買い取ってもらう。
それも、漁師さんの収入を増やしてもらいつつだ。 その上で、脇口の工場でマグロを解体し、ウチへ出荷するべくマグロの柵をつくってもらう。
いろいろな部位を柵にして、どうしても余る部分は脇口で別ルートの商売にしてもらい、捨てる部分は発生させない。
販路は、直販クラブの会員に限定する。 年会費1000円で、さわかみ生マグロ直販クラブの会員になってもらうと、次の入荷案内が届く。
それをみて、どの部位をどのくらい購入するか発注すれば、クール宅急便で届けられる。
販売価格だが、なんとしてもスーパーなどでマグロを買うのと同じぐらいにしてやろうと、いま知恵を絞っているところ。
本物の生マグロを通常の価格帯で食することができれば、一般消費者にとっては嬉しい話だろう。
その評判が口コミで広がっていき、会員数が万の単位になっていったら、面白いことになる。
本当に美味しい生マグロを通常の価格で買えて、延縄漁の漁師さん達には明るい将来を約束できる。
これぞ、地産地消の理想的なモデルとなろう。 もちろん、既存の流通ルートともバッティングしない。
この流れは他の食材にも応用できそうで、地域経済活性化につなげていくことにもなる。
食べたらわかるが、生マグロって本当に旨いよ。